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テーマ:政治について(19784)
カテゴリ:政治
今朝の毎日新聞に大阪府の大平前助役へのインタビュー記事が載っていました。昨年10月の大阪市長の出直し選挙の際に辞任しておられますが、その辺りについて答えています。いろんな面で市議会議員に邪魔された旨が書かれていましたが、その中で気になったことがあります。
ある市会議員の言葉です。 「わしらは口利きという看板あげて市会議員をやっている」 口利きって、当該市会議員に票と金と人を差し出してくれる「特定少数」の人や企業に対して便宜を図るもののこと? 政治屋っていい商売なんやねぇ、選挙ではえらそうなこと叫んでいても、実際は特定少数のために物事をすすめているんだから。 これもそれも、昔から言われている「政・官・業」の醜いトライアングルがあって、このしがらみからは抜け出せないんですね。 去年の総選挙ではそれが打ち破れたっていう人もいるかもしれないけど、今度はその新しい政治屋を頂点とした新しい「政・官・業」のトライアングルができているんじゃないでしょうか。 ここから先は私の考える理想なんですが、「政・官」は本来はお互いが緊張感あるバランスを保って置かないといけないのではないかと思うのです。 つまり、国や自治体の事業計画や予算編成、事業の執行・管理は「官公庁」が行うのですが、それを「政治」がその事業計画や予算、執行・管理は適性かをチェックする「監査役」のような役割を果たし、さらに国民が監査役の政治屋の評価(=選挙)を行う、というような感じが理想ではないでしょうか。 今の状況なんて、政治屋は選挙で落ちればただの人ですから、落ちないように業界や事業者の要求事項を吸い上げて官公庁へ圧力をかけ、官公庁は議会(国会でもいいのですが)で変な質問なんかをされないようにその要望事項を受け入れたり(いわゆるマル政案件)、業界や事業者は当初の目的が達成できれば、その政治屋に票やカネや人を差し出す・・・こんなことの繰り返しじゃないでしょうか。 時々起こる政官業を巻き込んだ汚職事件なんて、こんなことばかりでしょ。利権のあるところ=おいしいおカネの話のあるところには、必ず政治屋はいてますからね。 前出の私の考える理想なんて実現は難しいかもしれないけど、「政治不信」なんてこんなところからも来ているんじゃないかなって思います。 改革、改革って言う割には、こういうところは全く改革されないんですね。っていうか、改革されては政治屋みんなが困るんでしょうね。 ではどうしたらいいのか、それができれば私も政治屋やってますわ。 しがらみのない政治、っていうのは無理なんでしょうかねぇ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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