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テーマ:今日は何の日(5594)
カテゴリ:雑感
今年も「1・17」がやってきました。今から28年前の1月17日、この日は奇しくも今年と同じ火曜日の朝で、その前日の1月16日は振り替え休日(当時成人の日は1月15日で日曜日だったため)、当時25歳だった私にとっては3連休明けのいつもと同じ朝を迎えるはずでした。私は堺市の実家から神戸三宮にあった職場へ出勤するためにそろそろ起きだそうかと思っていたあの時刻、強烈な揺れに何が起こったのかわからなかったのを覚えています。私の住んでいたところでさえあれだけの揺れだったのだから、神戸やその周辺ではもっとすごかったと思います。ただ、現在のようにインターネットの環境がそろっているわけではないから情報がテレビやラジオの情報だけで何がどうなっているのか断片的にしかわからず、この日もそんな状況にもかかわらず出勤したのでした。「神戸の方で被害が出ている」という情報だけで、それでもなんとか行けるところまで行こう、と思ったのは若かったこともあるのでしょうけどね・・・。
駅に行っても列車は動いていないし、職場へ連絡しようにも電話も通じない(当時はケータイはなかった)し、仕方なく家に戻ってテレビをつけたら信じられない光景に、気が付いたらテレビの前で泣いていました・・・。 神戸の職場へ行くことができたのは、確か10日後くらいだったかな。職場の中は机やロッカーが元にあった位置がわからないくらいの状況で書類は散乱して足の踏み場のないくらいでした。それを少しずつ片付けて行ったのですが、建物の空調設備が壊れていたので外と変わらないくらい寒くてね・・・。それに加えて、列車は阪神電車が青木までしかつながっていなかったから、青木から三宮まで歩かなければならず(代替バスはあったものの時間が読めないため、あまり使っていなかった)、しんどかったのですけれども、震災に遭った人たちのことを思えばなんてことはありませんでした。 その後、私は大阪の職場へ異動し、今に至るまで神戸の職場での勤務はありません。今年で通算36年勤務していますが、この震災だけはその36年の間に一番印象に残っているし、この先も忘れることはできないと思っています。 今日も朝5時半ごろ起きて、震災のあった午前5時46分に神戸の方を向いて手を合わせていました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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