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カテゴリ:ニュース
大阪・関西万博の建設現場で今年3月に起きたメタンガスに引火する火災で、消防への通報が発生から約4時間半後だったことがわかりました。 博覧会協会などによりますと、3月28日午前11時ごろ、万博会場の西側に位置する、来場者用トイレの建設現場で爆発を伴う火災があり、トイレの床約100平方メートルが破損しました。 トイレのあるエリアは「グリーンワールド」と呼ばれるエリアで、協会幹部によりますと、元々産業廃棄物の処分場だったことから、地中からメタンガスを主成分とする可燃性ガスが常に出ているということです。 これに対し、管を通して空中にガスを放出したり、建屋の換気をしたりして、対策は講じていたということです。火災によるけが人はいませんでした。 大阪市消防局によりますと、この火災に関して、工事関係者から消防への通報が、発生からおよそ4時間半経った午後3時半だったということです。 消防法は、「火災を発見した人は遅滞なく通報しなければならない」と定めていて、消防は、工事関係者に対し指導を行ったということです。【MBS NEWSから引用】
このブログで4月1日にとりあげた大阪・関西万博の工事現場でのメタンガス爆発事故。その後の続報がないなぁと思っていたのですが、どうやらこんな問題が隠されていたようですね。建設現場などで爆発や発火などの事故や機械への挟まれ、高所からの転落などの事故が発生した場合にはどのような通報をしなければならないか。関係者は当然知っているはずなのに、これまでにもいろいろとケチがついているものだから「ついでにこれも隠してしまえ」とでも思ったのか。それとも博覧会協会など発注者側へ報告したにもかからわず、そこが「どうにか穏便に済ませろ(っていうかこっちに報告してくるな!)」だったのかわかりませんけどね。 それにしても、事故発生から約4時間近く何をしていたんですかねぇ。先にも書きましたが、関係者と口裏を合わせるための工作をしていたのか。まぁそのようにとらえられても仕方ないですよね。まさか消防法により「災害が発生した場合には遅滞なく通報」ということを知らなかった、なんてアホな言い訳をいうわけないよね。昨日や今日このような仕事を始めたド素人であるまいし。消防計画だって所轄の消防署へ提出しているでしょうし。ということは、「意図的に通報しなかった」ということで消防も関係者への指導だけではなく、もっときつい処分を課してもよかったんじゃないかな。 ところで、本件について博覧会協会からのコメントがないのはなぜ? 受注者側が大きな法律違反を犯しているのに、それに対する処分や注意をしているのか? いっちょかみの大阪府知事が何もコメントがないのはなぜ? まぁこいつらがコメントできないような事情でもあるんだろう。本来ならこんな事態が発覚すれば、真っ先に関係者の処分と是正措置を講じること、それと本当に安全対策ができているということを大々的にアピールするものだけど、それすらできないんだろうね。事故発生当時の現場写真だって、トリミングしたような中途半端な写真しか出せないくらいで何かまずいことを隠しているようにしか思えないし。こんなことだから、万博に対する関心が伸び悩むのは当然だわな。 この先、またこのような事故があった場合どうするか。 答えは簡単、 「明るみにならないように徹底して隠ぺいする」、これなんでしょうな・・・。 消防はもちろんのこと、警察関係者、労基の関係者は、この現場から目を離せませんね! 事故隠しをした場合どんなことになるのか、我が国では大手企業が痛い目に遭ったことを見ているはずなのに、わかってないよな~ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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