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2007.04.14
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 縁側の椅子で一服がてら日向ぼっこをしていると、つくづく日本の春は良いものだと思う。熱帯でも熱帯雨林を除けばそれなりの季節があり、春に似た時候もあるが、日本の春の様な、ほのぼのとした良さと言うものは感じられない。

 春の陽を浴びてボーとしていると、オオツマグロヨコバイが時折こっちの枝からあっちの枝、あっちの枝からこっちの枝へと飛び、ヒラタアブ類の雌は葉々の間を移動しながらアリマキの偵察に余念がない。


 そんな時、プーンと羽音を立ててやって来る虫がいる。ハナアブ類かクロバエ類である。

 昔は色々なハナアブが来ていたと思う。しかし、今年注意してみると最普通種(各地ニ多産セリ)のアシブトハナアブただ1種のみで些かガッカリした。


アシブトハナアブ1
クチナシの葉上で日向ぼっこするアシブトハナアブ.
胸部と腹部との境の左右に丸い平均棍が見える(2007/04/05)



 名前の通り後脚の腿節が太い。

 カマキリの腕が太いのは獲物をシッカリ捕らえる為だし、短距離走の選手の腿が太いのは足を出来るだけ高く早く上げ、また地面を強く蹴る為だが、アシブトハナアブの腿節が太いのは何故だろうか。トノサマバッタの様に、まず飛び跳ねてから羽で飛ぶ訳でもなし・・・。

アシブトハナアブ2
クリスマスローズの花の上に留まったアシブトハナアブ.上とは別個体(2007/04/05)



 アブ類はハチに似ていると巷では言われている。子供の頃から虫に親しんで来た者が見ればハチでないことは歴然としているが、虫に縁のない人や虫嫌いの人には区別が付かないらしい。

 ハチは羽が2対4枚、アブ(双翅目の昆虫、以下同じ)は1対2枚で、アブの後翅は平均棍という棍棒状、或いは、シャモジ状の構造になっている。この平均棍はアブが安定した飛翔を行うのに必須の構造で、実験的にこれを取り去ると、アブは全く飛べなくなると言う。

 また、アブはハエや蚊と同じ仲間だから、外骨格が柔らかい。ハチ(ハバチ類を除く)は外骨格が固いので簡単には潰せないが、アブは蠅叩き一発でペシャンコになる。







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最終更新日  2007.04.14 10:23:13
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