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テーマ:日々自然観察(9876)
カテゴリ:昆虫(その他)
小さくて細長いから、アザミウマの仲間に違いないと思っていたが、兎に角小さ過ぎてこれまでチャンと観察したことがなかった。写真を撮るにも、1.2mmと言うのは、明らかに等倍マクロの限界を超えている。CCDの横幅が24mmだから、画面の1/20の長さでしかない。
無理と分かると、天の邪鬼根性がムラムラと沸き上がってきて、挑戦したくなる。その結果が下の写真、何だか顕微鏡写真の様な感じになってしまったが、明らかにアザミウマの1種である。 我ながら綺麗な写真とは言い難い。余り汚い写真は出したくないのだが、100mm等倍マクロの限界はこの程度である。ここに表示したのはピクセル等倍の約80パーセントだから、これ以上はどんなにレンズが良くても無理であろう。
写真でお分りの通り、チャンと羽が付いていて飛ぶことが出来る。飛んでいるところを見ると、何か直径2mm位の霞の様な球が飛んでいると言った感じ。頼りないことこの上ない。
このアザミウマ、クチナシの害虫として広く知られている様だが、どのサイトでもただ「アザミウマ」と書かれているだけで、種名は書かれていない。小さ過ぎて同定が面倒だからだろうか。 アザミウマは、他の吸汁性昆虫と同様、種々のウィルス病を媒介するので嫌われる。しかし、このクチナシの花に来るアザミウマは、吸汁するだけでその様な心配は特に無い様である。花が萎れると、何処かへ消え去ってしまう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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はじめまして。
アザミウマの姿がこんなにクリアに写っているものは初めて拝見しました。 バラにつくので困っています。 こやつら確かにいつの間にかいなくなると思っていましたが ジャンプだけでなく飛行するって事ですか? 今度は飛んでいるのを目をこらして見てみます。 花が好きなので虫についても勉強したいのです。 また見にこさせて下さいね。 (2007.06.30 12:37:39)
マクロレンズの等倍でもここが限界ですかー。最近はバラの栽培でハダニに困っていまして、マクロレンズならその卵も写せるかなと思っていたのですが。
そうするともっと小さなものの撮影は蛇腹と組み合わせて使っているのでしょうか。 白い花の上の黒い虫の露出合わせも難しいですね。良く撮れていますね。 (2007.06.30 13:13:22)
ヤスフロンティアさん
>マクロレンズの等倍でもここが限界ですかー。最近はバラの栽培でハダニに困っていまして、マクロレンズならその卵も写せるかなと思っていたのですが。 ----- キャノンにMP-E65mmと言う1~5倍撮影用のレンズがあります。11万位しますが、これを使えば何とかなるでしょう。但し、接写用のストロボも別に必要ですし、焦点合わせや露出の調整も微妙で、中々大変の様です。 (2007.06.30 13:23:02)
Kaeruさん
>ジャンプだけでなく飛行するって事ですか? >今度は飛んでいるのを目をこらして見てみます。 ----- 此処に写っているのは成虫で翅がありますが、幼虫には勿論翅は無く、飛べません。 今後とも宜敷。 (2007.06.30 13:25:03)
最近アザミウマの跋扈に困っています。
そのためアザミウマなるものの姿を紹介するため、こちらのページをブログで勝手に紹介させていただきました。 事後了解になりますがよろしくお願いいたします。 昆虫写真の美しさでは、こちらが一番と思います。 (2007.07.11 19:49:58)
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