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テーマ:日々自然観察(9870)
カテゴリ:植物(木本)
これも、例によって、実の成る木にしか興味を持たない兄が買って来たものである。大きな鉢に植えてあるが、兄の特技として水を殆どやらないので、辛うじて枯れないで居ると言った悲惨な状態。だから、花はごく僅かしか着いていない。
豊後はウメとアンズとの雑種とされており、少し赤っぽい花が咲く。ウメはPrunus mume、アンズはPrunus armeniacaだから、豊後は種間雑種になるが、亜属は同じ(Prunophora)でチャンと結実する。チャンと結実するどころか、果実を目的に栽培されているウメの多くは豊後系なのだそうである。
豊後の花を後ろから見ると、萼が赤い。始めは紅梅だと思っていた位、花全体は遠くから見ると赤いのだが、近くで見ると花弁はごく僅かに赤いだけ。萼が赤いから、全体として赤く見えるのだろう。写真はトーンカーブ補正で高輝度の赤を少し強めてあり、花弁の赤味が実際よりも幾分か濃くなっている。しかし、心象的にはこの程度の赤さである。 また、萼片が反り返っている。普通のウメではこんなことはない。アンズの萼はどうかと調べてみたが、やはり、反り返ったりはしない様である。豊後の特長か?
長期の出張となると、数日間の旅行とは違って、旅行の準備以外にもしなければならないことが色々と出て来る。このWeblogに関係するものとしては、まず、ツマグロヒョウモンの幼虫。まだ鉢から逃げ出していないのが居るが、もう鉢にはスミレが殆ど残っていない。しかし、アメリカスミレサイシンが葉を伸ばし始めたので、そこへ鉢を移しておけば問題ないだろう。 少し困っているのが、以前紹介したオオミズアオ。掲載はしなかったが、その後9月の末には次々と枯葉の中に潜って繭になった。羽化するのは5月とのこと。私が居ないときに羽化してしまうと困るので、どうすれば良いか少し悩んだが、冷蔵庫の野菜室に入れておくことにした。冬に逆戻りだが、多分、大丈夫だろう。 尚、最近は品格に欠ける無用の書き込みが多いので、13日の朝からは掲示板、コメント共に書き込みを禁止とする。御用件のある方は御面倒でもメール(メッセージ送信)を利用される様、御願い申し上げる。 それでは皆様、暫しのお別れである。春近しとは雖も、3月には大雪の降ることあり。風邪なぞ召されぬ様、御自愛され度。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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