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カテゴリ:老犬ホスピス
10/30 13:00頃、 リックは、おばあちゃんの元へ、 旅立つ準備に入った…。 「行ってらっしゃい」 「リック…さよなら」 リックの体に触れながら、スタッフ皆、 お別れの言葉をかけ続けた。 私は・・・ 思いあがっていたのかもしれない。 このままでは、生きる気力を失くし、 センターの檻の中で死ぬだろう… リックの体に触れた瞬間、そう感じた。 だから、連れて帰った。 生き生きしている皆と一緒に居れば、 きっと、生きる気力を取り戻せるだろうと… みんな、新しい仲間を優しく受け入れてくれた。 でも・・・ リックが求めているものは、ここには何もなかった。 おばあちゃんに会いたい・・・ 飼主さんに会いたい・・・ お家に帰りたい・・・ リックの願いはそれだけだった。 おばあちゃんは、今、リックの側に居るのだろうか… 息を引き取った瞬間のリックの表情は… まるで笑っているかのような、 穏やかで優しい顔だったから…。 10/30 13:30 リック、永眠・・・ 保護家に来て、たった6日間だった。 リックにまだ会っていないボランティアさんも たくさん居たけど、 「私はリックの事を知らない…でも、 ブログでリックの願いを知って、 居ても立ってもいられなくなって…」 大勢のボランティアさん達が、 同じ想いで保護家に集まった。 リックの頑張り、深い想いを称えるかのように、 沢山のお花がリックを囲んだ。 保護家の犬達も、同じ気持ちだった。 リックが息を引き取る前後、 誰一人吠える事無く、動く事なく、 静かに目で見守っていた。 きっと・・・ おばあちゃんが、リックの側に寄り添っていたからでしょう…。 リックの願いは叶った・・・。
いのちのはうす保護家」 皆様のご協力ご支援どうかよろしくお願い致します。 宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601 口座名義:動物たちの未来のために 代表 山下 由美 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017年11月01日 15時09分11秒
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