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テーマ:動物愛護(608)
カテゴリ:保護猫カフェ
先月SNSで発信したものの… 我ながら珍しく「怒り」の感情を 抑えきれずにいた。 平常心に戻れないうちは 多頭飼育崩壊の発信を 止めるべきだと 自分にストップをかけた。 「怒り」の感情が強すぎて、 書いても書いても 「怒り」の言葉しか綴れず、 本当に伝えるべき文章が 書けなくなっていた。 時間の経過と共に、 ようやく書ける日が来たけど… それでもお見苦しい文章が出てたら 申し訳ございません。 ↓ ↓ ↓ 3月26日 多頭崩壊現場へ足を踏み入れた。 はじまりは5年前… 猫好きの若い夫婦が ペット禁止のアパートで 雄一匹、雌二匹の 子猫を飼いはじめたことで 地獄が始まった。 避妊去勢してない猫たちは、 どんどん子猫を産んでいく。 そして、産まれた子猫たちも 兄妹や親子の近親交配で 猫たちは増えていき・・・ 50匹になった時点で 愛護センターに引取り依頼。 50匹の命を奪う事なく、 なんとか未来に繋げていけたら…と、 愛護センターと愛護団体さんとタッグを組み、 50匹を守る方向で動きだした。 多頭崩壊の一室となったのは、 外観も綺麗な2LDKマンション。 夫婦2人で対応するからと約束したのに 男は不在…逃げたのだろう。 女は困り果てた演技をしてたが、 心の中でヘラヘラしてるのが伝わった。 「大丈夫よ。この人達が助けてくれるから」 猫を抱っこしながら女は言った。 その言葉を聞いた瞬間、 私の何かが壊れてしまった。 だけど、怒ってはいけない‼︎ 怒りの感情をぶつけるのは 自己満足でしかない‼︎ この女には何も伝わらないし、 この子達を外に放たれたら最後だ‼︎ だから… ニコニコしながら 女を小馬鹿にする発言を繰り返した。 感情が言葉になった。 何を言ったかは伏せさせて下さい。 みっともないから…。 このとき、私には大事にしてたものがあった。 「死」しか残されてない 心穏との時間を大切にしてた。 看取り期に入った老犬ラーちゃん。 残り少ないであろう時間を 大切にしていた。 なんでいつも無責任な人間達は、 平気な顔して私に助けてと 言えるんだろ? なんで私から時間と心を 平気で奪っていくんやろ? 多頭崩壊の猫たち全員 愛護センターに移動してきた。 50匹の避妊去勢手術、 ウィルス検査、ワクチン接種… 愛護センターの獣医師さん達は どんなに大変だったろう… そして、これらの費用は全て 宮崎市民の方々が納めた 大切な「税金」。 どれだけの人間に迷惑かけたかも あの夫婦には分からないのだろう。 私達「いのちのはうす保護家」は、 心身に障害のある子を優先して レスキューする施設。 多頭崩壊の子達を 保護するキャパがない事を 愛護センターに伝え、 愛護センターの譲渡室に 空きがでるまでの一時預かり… という形での受け入れを決めた。 預かりと並行しながら 譲渡活動もする予定だったが… 愛護センターでウィルス検査が始まると 「エイズ」5匹。 「白血病」2匹。 エイズの子は、 普通の子に比べると 譲渡される確率は非常に低い。 預かれる人も限られると思い エイズ5匹を預かることに決めた。 白血病は感染力が強いため 愛護センターは「預かり」を拒否。 口には出さないが、 「譲渡」か「殺処分」 この二択しかないのだろう… 白血病の子は「預かり」ではなく、 「レスキュー」という形で受入れた。 (白血病の子達のご報告は後日…) エイズ陽性5匹の預かりを 受け入れたものの… いのちのはうす保護家には、 5匹を保護できる部屋はない。 苦渋の決断をするしかなかった。 それは… 保護猫カフェ 「hogoya」 営業停止 いのちのはうす保護家の敷地内にある 保護猫カフェ「hogoya」… 受付をつぶしての保護。 5匹を助けるには、 これしか方法がなかった。 保護猫カフェのご入店料が、 医療費の一部にもなってたのに… 私たち「いのちのはうす保護家」は、 唯一の自走式収入源を失った。 最悪な流れだ… 勝手に決意した私が悪いんだけど、 そんなバカな自分に腹が立つ。 だけど、一番の犠牲者はこの子達‼︎ 約一ヶ月間、この狭いケージの中から 出れなかったのだから… 保護できる部屋がない…という 私の勝手な都合で。 この子達の尊厳を無視した保護環境… こんなの「保護」と言えない‼︎ みんなで試行錯誤しながら この子達に何が出来るのか? 考え続けた結果… 3畳の部屋を無理矢理空けた。 陽が入らないようなボロボロの 決して良い環境ではないけど… ようやく自由になれた‼︎ この子達は、愛護センターから 一時的に預かってる子でしかない。 ここで新しい飼い主さんが決まれば、 この子達は愛護センターに戻らなくて良い… なんとしてでも譲渡に繋げたいけど、 エイズ陽性というだけで 譲渡への道はとても険しい。 こんなに人間を好きでいてくれる… 飼い主から酷い扱いを受けながらも、 飼い主から裏切られても、 まだ好きでいてくれてる。 うちではこの子達を幸せにしてあげれない。 結局は「その他大勢の一匹」 そんな生き方しかさせてあげれない。 この子達と接する時間も限られる。 この子達はそれを知ってるから 部屋を出た瞬間、 淋しそうな目で プラバン越しに訴えかける。 「もう帰っちゃうの?」…って。 胸が締め付けられ苦しいけど、 この子達はもっともっと 淋しさで苦しんでる。 この子達が向ける淋しい目は、 私たちの心を奮い立たせてくれた。 この子達の良さを引き出し、 譲渡活動に力を入れなきゃと思う。 強く…強く、そう思えた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023年05月08日 20時19分10秒
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