11944464 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

もう…何がなんだか日記

PR

Free Space

Hee Jun flash-2

Hee Jun flash-1

hee jun flash

お尻ダンス


Category

Freepage List

Recent Posts

Calendar

Favorite Blog

春ドラマ視聴率一覧… New! ショコラ425さん

帯ドラマ劇場『やす… New! レベル999さん

タイで、猫に出会え… New! らぶりーたわ子さん

劇場鑑賞「空母いぶ… New! BROOKさん

トップページを変更… みやさとver.さん

Keyword Search

▼キーワード検索

全66件 (66件中 1-10件目)

1 2 3 4 5 6 7 >

韓国映画

2018.10.21
XML
カテゴリ:韓国映画
​​​​​​もう随分と前(年単位)
録画しながら、なかなか観る気にならなかった。

じゃあ何故、録画までしたかというと
韓国映画にハマるきっかけとなった映画の中の一本
『八月のクリスマス』と同じ​ホ・ジノ監督​の作品だから。

それじゃあ何故、すぐに観なかったというと―


☆★☆★☆ネタバレあり★☆★☆★


―好きな季節は?
―春です
―僕は冬が好きです
―私は雪は好きです
―春に雪が降ればいいのに
―そんなことがあるのかしら


男は、妻が
女は、夫が
交通事故で重傷を負ったという知らせを受け病院に駆けつける。
意識不明の2人はW不倫の仲だった。
混乱と苦痛の中、男と女に次第に惹かれ合っていく―

というお話。

いかにもドロドロしてそうだし、それほど新鮮な題材でもないし
好みでもないので観る気力が涌かないでいた。
でも、HDDがイッパイになりそうなので仕方なく(?)観た。

ドロドロ…という感じではなかった。

映像は綺麗だし
台詞に頼らず、人物の表情や動き、置かれたシチュエーションを通して
静かに語る作風は『八月…』に通じる。


男は、コンサートの照明監督を務めるインス。
女は、専業主婦のソヨン。

最初は、お互い腫れ物に触る様な感じ。

そりゃあ気まずいよね。
まだ自分の状況にも実感が涌かないでいるだろうし
問い質したくても、怒りをぶつけたくても、相手は意識がないまま。
色々なことに納得できないまま、看病のため縛り付けられた様な状態。
そして目の前にいる人は自分と同じ立場に置かれ同じ苦しみを抱いている。

同情とか痛々しさとか、多分、同じ状況故の鬱陶しさも
あったかと思う。

少しずつ、慰め合う様になり
瑕を舐め合うかの様な関係になっていく。

でも、その先は
単純に男と女の恋愛に
甘い言い方をするなら、“純粋な”恋人同士の様になっていく。


いや、これはラブストーリーなのだから
​純粋​と受け取って良いのだ。


彼らは一旦、別れるのだけれど
上記の会話のまんまの“奇跡”が起きる。

いや、実際は“奇跡”というほど非現実的な出来事ではないだろうけど
でも、彼らにとっては十分な“奇跡”だった。

彼らの出逢いそのものも
同じ様に、“ありえない”というほどではないけれど
やはり“奇跡”と言いたくなるほどの美しい結末となった
…ってことだと思う。

ここは美しく
爽やかささえ感じたな。

ここに感動してしまいましたですよ(^^)


『八月…』もラストシーンは雪景色だったよね。
あれは、夏とは最も遠いところにあるという意味で
クリスマスをくっ付けたタイトルなのだそうだけど

こちらは四月。

冬と春は地続き。
辿り着けないほど遠い先にあるのではない。
でも、全く違う色合いを持つ。

その異なる2つを雪が繋ぐ。

韓国では恋人と一緒にいる時に初雪が降ると
2人は必ず結ばれる、幸福になる―
という伝説(?)があるそうだけど
こちらはいわば、最後の雪。


「どこに行きましょうか」
最後は姿は映らず
交わす言葉が聞こえるだけ。
(それが敬語なのが良い感じだった)

全ては冬と共に過去になってしまったけれど
心の傷はいつまでも残るのだろう。
花々の上に積もる雪の様に。

でも、目の前に広がるのは全く新しい道。
先に何が待ち受けているのかは分からない。

ただ、新しい人生が始まっていく。



『外出/April Snow』2005年・韓国
監督:ホ・ジノ
脚本:シン・ジュノ,イ・ウォンシク,ソ・ユミン,イ・イル,ホ・ジノ
音楽:チョ・ソンウ
出演:ぺ・ヨンジュン(インス)ソン・イェジン(ソヨン)
   イム・サンヒョ(インスの妻)キム・グァンイル(インスの後輩)
   リュ・スンス(ソヨンの夫)




☆トラックバックは何がなんだか…ひじゅに館へお願いします☆
http://yakkunchi.blog90.fc2.com/tb.php/3067-66806390

☆応援クリック、よろしくお願い致します☆
        blogram投票ボタン
にほんブログ村    人気ブログランキングへ   blogramランキング参加中!

四月の雪 プレミアムBOX(初回限定生産)


ドキュメンタリー 四月の雪


八月のクリスマス


​​​​​​






Last updated  2018.10.21 13:21:32
コメント(0) | コメントを書く
2016.09.11
カテゴリ:韓国映画
気になりながらも何故か後回しにし続け
今頃になってようやく観た(笑)
すぐに引き込まれたし、面白かった。

「何が描きたいのか分からずイマイチだった」
という人もいるのだけど
私には爽やかな成長物語として、とても楽しめた。 


☆★☆★ネタバレあり★☆★☆


トンケ(糞犬)とは主人公チョルミンのあだ名。

父親と2人暮しで、昼間は独りぼっちのチョルミンが
近所の人達に食べ物を貰っていたことから名付けられたそうで
皮肉っぽいなと最初は思ったけれど
実は韓国では幼い子供達を愛をこめてこの名で呼ぶことがあるらしい。
駄犬の様に丈夫に育ってほしいという気持ちか込められているとか。


トンケは生まれて間もなく母親を亡くし
代わりに育ててくれた祖母も彼が4歳くらいの時に亡くなってしまう。
映画は、祖母のお葬式から始まる。

はしゃいだり食べ物に夢中になったりしている彼の姿は
まだ幼過ぎて死の意味が分からない…ということと共に
愛し愛されるということも、まだ分かっていないことを表していると思う。

頭も少々弱い様子の彼は、まさに野良犬の様。


そんな彼が雑種犬を飼うことになる。
自分と同じくトンケと名付け、それからは何処に行くにも一緒
学校にまで連れて行ってしまう。

ここで彼は兄弟の様に、あるいは自分自身の様に愛する対象を得た
…ってことなんだと思う。



高校生になったトンケは、勉強もスポーツもイマイチな様子。
友だちもいないみたいだし…っていうか
人とコミュニケーションを取るということ自体が上手くない。

そして、ある日
冷酷な形で犬のトンケを失ってしまう。

犬が登場した時点で悪い予感がしてたの。
もう、観るの中断しようか…とさえ思っちゃったの。
でもさ
“物語”としては必要な展開ではあるよね。

トンケが「糞犬」→「人間」に成長するためには
自分の分身の様に愛していた犬のトンケとの別れが
どうしても必要だったのだと思う。



ただ、犬のトンケを手に掛けたジンムクが何のお咎めもなし…
のままなのはムカムカした。

取り撒きの2人はボコボコにしたけど
ジンムクには手を触れる前に邪魔が入ってしまったから余計に。

でも、数年後にジンムクはちゃんとトンケの前に再登場する。
トンケが乗り越えるべき壁として。


高校を中退し、就職もせず
何の目的もなく、大した楽しみも持たず
ニートとして数年暮らしてきたトンケに3つの出逢いがある。

一つ目はMJKの連中
二つ目はジョンエ
三つ目はジンムク。


一つ目のMJKは密陽(ミリャン)ジュニア・クラブの略。

密陽は舞台となっている街の名で
トンケと同じ様に学校を途中で辞めた地元の若者達の集まり。

最初は喧嘩を吹っ掛けてきたので嫌な連中なのかと思ったら
要は仲間が欲しかったみたいで
トンケはそれを察したわけではないのだろうけど、彼らにまず食事を振る舞う。

まさにフード理論。

トンケに初めて人間の友達が出来る。
しかも、チンピラに見えて実は真面目に働いている彼らに感化されて
トンケも就職するまでになる。


まあ、風俗店に誘われるという、女性視点では「おいおい」なエピもあるんだけど
ここでトンケは恋愛経験(性経験)もないということが分かるし
そういう面だけ貪欲なヤツではないってことも分かる>未遂に終わるし


二つ目はジョンエ。

スリの常習犯で、身寄りがないことから
トンケの父親が引き取ることにした女性。

年頃の息子がいるのに、それってあり?
と最初は思ったけど、コレって、ある意味
犬のトンケの時と同じ様な経緯だよね。
そこが面白い。

コミュ障のトンケだから彼女とすぐにどうとか…なんてことにはならない。
ほんの少しずつ打ち解けていく…って感じ。

その取っ掛かりが彼女が淹れたコーヒーってところも
フード理論と言えるかも。

彼女はちゃんと将来の夢を持っていて
そのために少しずつ努力しているので
好感が持てる。

トンケが風俗店の火事でテンテコマイになった時
ちょっと嫉妬心を見せるところも微笑ましい。


三つ目のジンムクとは最終的な対決となる。

MJKの友達が巻き込まれ
犯罪が絡んでいるため警察官であるトンケの父親も関わり
大きな騒動になるけれど
最後はトンケとジンムクの一対一の戦いになる。


そこに至るまでに
父親との葛藤もあるし
母親の思い出も新たなものとなるし
色んなものを色んな意味でトンケはクリアしていく。

そして最後に
彼にとって一番大きな壁だったものを打ち破る。


ジンムクが女物のショーツで
トンケが大き目のブリーフってのも
何か象徴的(笑)


まあ、トンケの場合はアクション中に見えちゃわない様に
という意味もあるだろうけど>ぉ


こうして
頭が弱くて親の愛を知らなくてコミュ障でニートで孤独だったトンケが
一皮剥けたっていうか
立派に成長したと言えると思う。

トンケ自身は多分何も気付いていないけど。

明日から何かが劇的に変わる
…ということはないだろうけど

何か飄々とした終わり方ではあったのだけど
ホンワカとした希望の様なものが感じられた。

凄く爽やかで温かい気持ちになれた。




『糞犬/Mutt Boy』2003年/韓国
監督:カク・キョンテク
脚本:カク・キョンテク、キム・チャンウ
音楽:ユン・ミンファ
出演:チョン・ウソン(チョルミン/トンケ)
キム・ガプス(イックン/トンケの父)オム・ジウォン(ジョンエ)
キム・テウク(ジンムク)イ・サンフン(テットク/MJK会長)
ソン・サンギョン(ユングン/シルム男)イ・テジュン(スェパリ/カンフー男)
ホン・ジヨン(スンジャ)






☆トラックバックは何がなんだか…ひじゅに館へお願いします☆
http://yakkunchi.blog90.fc2.com/tb.php/2305-07317aba


☆応援クリック、よろしくお願い致します☆
               blogram投票ボタン
にほんブログ村    人気ブログランキングへ   blogramランキング参加中!


デラックス版DVD


台湾版DVD


チョン・ウソン キーホルダー






Last updated  2016.09.13 13:06:27
コメント(0) | コメントを書く
2016.03.06
カテゴリ:韓国映画
「全ての人間は結局、欲望により生まれたので
結局、家族は全て一つで
全ての人物が一つの構造中で動く<メビウスの輪>の様に
循環構造を有している」
(キム・ギドク監督談)


☆★☆★☆ネタバレあり★☆★☆★☆


表も裏もなく、切り離すこともできなメビウスの輪。

ウィンドウの向こうに飾られた仏像にひれ伏す謎の男性。
彼が、この家族の裏と表を繋いでいる?


主役は台詞なし、というのはギドク作品には付き物だけど
今作は登場人物全員が台詞なし

でも、サイレント映画というわけではなく
物音や呻き声(言葉にならない声)は聞こえる。

そういうのって普通は結構、頭を使う。
登場人物の表情や動きから意味を掴もうと普通以上に集中しなければならない
…ものだと思ってたけど

この作品は物凄く雄弁だ。

あ、そういえば台詞がないんだっけ
と、終わってから思ったくらい(笑)
全く普通に鑑賞。


夫の不倫に疲れ果て心を病んだ妻が
夫の性器を切り落とそうとするも失敗し
何と、息子の性器を切断してしまうという
痛いお話。

ギドク作品はいつも、どこか痛いんだけど
これはもう本当に痛い。
女の私でもそう感じるのだから
男性にはとても正視できないかも(^^;)


で、面白いのはその後。

傷が癒える過程とか
母親へのトラウマとか
原因を作った父親との確執とか
色々と現実的な話が続くかと思ったら

父親が息子のために必死で探したのは
性器なしに性的快感を得られる方法だった。

でもって、それを息子も受け入れる。

その方法は
石の様な堅いもので皮膚を擦りむけるまで擦ることと
ナイフで身体を刺した上にグリグリと動かすこと。

痛い…これまた痛い(^^;)

興味深いのは
特に後者は女性的な感覚じゃないのかな…ってこと。


途中、性器がないことを知って息子をイジメる同級生達を
通りがかったチンピラ達が助けてくれるシーンがある。
でもその後、そのチンピラ達は父親の愛人だった女性をレイプする。

間接的に息子の復讐をしてくれたという意味かな、と一瞬思ったけど
もしかしたら、彼女にとっての贖罪という意味を持たせているのかなとも思うけど
主な理由は、単純に彼女が色っぽくて魅力的な女性だったから。

このエピからして
性欲→女性を征服すること→それを果たす性器
ということで
男性にとって、まさに性器こそがアイデンティティ!
なんだなってことがよく分かって
哀れでもあり滑稽でもあり…って感じたわけなんだけど

その性器を失った時
性欲の向かう方向は同じなんだけど
快感を得る方法は寧ろ女性のそれに近くなる…ってのが
何だか面白いなと思った。


ついでに言うと
母親と愛人は同じ女優(イ・ウヌ)が演じているのだが
ボンクラひじゅには気付かなかった。
髪型や化粧や服装で女は化けるっちゅーことですな。

ところが
双方が別々にだけど、胸を露わにするシーンがあって
乳房の形で同じ人だと分かった。

男も女も
性的な部分にこそアイディンティティがあるっちゅーことでせうか?
何だか虚しくなるなあ…(^^;)



その後、父親が手術で切除した性器を息子が移植し
形だけは“男性”に戻るものの
今度は性的興奮を得られない…という事態に陥る。

そんな時、フラリと帰って来た母親に
その性器は反応する。

元は父親の性器だってところが面白いよね。
愛人には反応せず、母親にだけ…ってとこが。

でも、父親自身にはもはや性器はなく
息子に向かう母親に、今度は父親が嫉妬の塊になる。

がいつの間にかになっている。

ああ、もう、本当に
グチャグチャやねん…痛いねん。


でも、ラストの息子の笑顔は
この輪が断ち切れたってことを意味するんじゃないのかなあ…

まさにギドク風贖罪って感じで。

それともまだまだ
輪廻の如く続いていくのだろうか?




『Moebius』 2013年/韓国
監督・脚本・撮影:キム・ギドク
出演:
チョ・ジェヒョン(父)、ソ・ヨンジュ(息子)
イ・ウヌ(母/愛人)、キム・ジェホン(不良リーダー)






☆トラックバックは何がなんだか…ひじゅに館へお願いします☆
http://yakkunchi.blog90.fc2.com/tb.php/2120-ccfbb226


☆応援クリック、よろしくお願い致します☆
               blogram投票ボタン
にほんブログ村    人気ブログランキングへ   blogramランキング参加中!


ブルーレイ



↓これを観てキム・ギドクを愛しいと思ってしまった私って変?


DVD








Last updated  2016.03.06 17:50:24
コメント(0) | コメントを書く
2015.06.07
カテゴリ:韓国映画
70歳のおばあさんがが20歳の娘に若返ってしまう話―

設定としては特に目新しいものではないと思うけれど
とにかく主演のシム・ウンギョン(若返った姿を演じる)が可愛いから許す>ぉ


★☆★☆★☆ネタバレあり☆★☆★☆★


オードリー・ヘップバーンのポスターが飾られた写真館で
オードリー・ヘップバーンの話をした後で写真を撮ると
何故か若返っていたヒロイン@マルスン。

オードリー・ヘップバーンみたいな髪型と服装で
オ・ドゥリと名乗った彼女の新しい人生が始まる。


何が可愛いって
姿形は若くなっても中身は同じままなので
動きも表情も口調も話題も感覚も全てが“おばあさん”なところ。

いや、おばあさんといっても、まだまだ元気だから
日本の感覚では“おばちゃん”とか“おばはん”という感じ?

そんなオ・ドゥリが何故かめちゃくちゃ可愛い。


でもって、そんな彼女のキャラには
彼女の山あり谷ありの過去が上手く行かされていると思う。

かつては美しいお嬢様で、幸福な若妻で、やがて貧しい寡婦となって
惨めな生活も、他人に恨みを買う行為も経験してきて…
その良い点と悪い点の混合が彼女を形成しているのが分かる。

だから、若返るまでの追い詰められ方も
哀れにも思えるし自業自得にも思えてしまう(^^;)


そんな清濁併せ持った彼女の前に突然開かれた新しい人生は
ひたすら明るくて前向きで輝かしい。

清濁併せ持つってのは、つまり、非常に人間的と言えることで
同じ人間である観客は
彼女に同化して新しい人生を今度こそ美しく幸福に行きたいと願う
…んじゃないかな。


作中には色々な歌が登場する。

ほとんどが、いわゆる懐メロみたいなんだけど
韓国の懐メロなので、そこのところの楽しみ方ができないのは残念。

シム・ウンギョン自身が歌っているらしい。
上手いかどうかはよく分からないけれども>ぇ
声が綺麗で自然に引き込まれる。

そんな歌声でトントン拍子にスター街道に向かっていく様子は爽快。


そして淡い恋もする。
そこはちょっと切ない。



そのまま新しい人生を生き続けるか元に戻るか…
選択を迫られることになる終盤の展開は、まあ予想がつくんだけど
そこで彼女の息子が関わってくるところが、なかなか感動的だった。

親としては何を犠牲にしてでも子供を助けたいと思うだろう。

そのために彼女の前で土下座して頼み込んだりしても
それは寧ろ自然な行為と周囲は受け取るだろう。

でもそれは親である自分の犠牲ではなくて
自分の母親である彼女、自分のために犠牲になってきた彼女に
再び犠牲を強いること。

息子はちゃんとそれを理解していて
自分の子供は自分が何とかする、と宣言する。
ここは、なかなか良かったな。


最後の彼女の決断は、彼女を崇高なものとしている。

思わぬ挫折というものではなく
このために今回の不思議な経験があったのだ…という気もしてくる。

…いや、そんな教訓的な物語ではないのだけどね。
つーか、意味などあってはいけないのだと思うのだけどね。



ラストのラストは思わぬ人が若返って
前に出てきたシーンと真逆のシーンになるのが面白い。
傍に立っていた若い女の子達の反応もしっかり入れているし。

色々なことが上手い具合に収まった後なので
明るい気持ちで終わる。


でも、やっぱり、切なさが残る。



『怪しい彼女/Miss Granny』 2013年/韓国
監督&脚色:ファン・ドンヒョク
脚本:シン・ドンイク、ホン・ユンジョン、トン・ヒソン
音楽:モグ
出演:ナ・ムニ(オ・マルスン)、シム・ウンギョン(オ・ドゥリ)
   パク・イナン(パク氏)、チニョン(ジハ)






☆トラックバックは何がなんだか…ひじゅに館へお願いします☆
http://yakkunchi.blog90.fc2.com/tb.php/1848-9746a16e


☆応援クリック、よろしくお願い致します☆
               blogram投票ボタン
にほんブログ村    人気ブログランキングへ   blogramランキング参加中!

ブルーレイ


ノベライズ(韓国語)


この映画のシム・ウンギョンも可愛い>『サニー』








Last updated  2015.06.08 13:32:34
コメント(4) | コメントを書く
2015.05.31
カテゴリ:韓国映画
多分、同意見の人が多いんじゃないかと思うんだけど
この邦題はイマイチだよね。

『悪魔を見た』を連想しちゃうから。
つーか、実際それを目論んで付けたんだろうと思うけど
だいぶ傾向が違う作品なので。

復讐という意味では共通しているけど。
いや、復讐というより
罪を自覚させ、正当な罪の報いを受けさせる
と言った方が合っていると思う。


原題は『モンタージュ』。
所々で犯人のモンタージュが映る上に
終盤でオ刑事@キム・サンギョンが
犯人を前に、そのモンタージュについてポツリ言う
その一言が面白い。



15年前に起きた幼女誘拐殺人事件が時効を迎えるところから始まる。

担当刑事はオ刑事。
前半と後半で組む相棒が異なる。
厳密には後半は他部署に協力を要請される形なんだけどね。
この前半の相棒刑事がマヌケっぽくて良かった(笑)

最初、カセットテープの扱い方はイラッとさせられるんだけど
(このカセットが終盤になって意味を持ってくる)
道路で通りすがりの車に文句を言われ走って追いかけるところは
笑ってしまった。

それがあるので、後半
協力し合った相手がオ刑事が手柄を盗る気かと怒ったり
上司がさんざん罵倒するシーンとの差の激しさに
マジ引いたもの(^^;)


時系列がちょい分かり難かったり
警察よりもヒロインの方が有能に見えてオイオイってなったりしたのは
ボンクラひじゅにのせいでせう。

ま、警察こそがボンクラなのも韓国映画“お約束”(笑)


『悪魔を見た』みたいに猟奇的な事件ではないし
復讐といっても身体的危害を与えるわけでもなく
あくまでもミステリー系。

ちゃんと、どんでん返しになっているし。


感心したのは2点。

1:被害者の心理と加害者の心理は紙一重
2:オ刑事の決断



1は、被害者であるユン・ハギュン@オム・ジョンファの
悲しみ、喪失感、そして憎しみ等をクローズアップするだけでなく
加害者も同じ様に家族に関する苦悩を抱えていることを描く。

といっても、同情すべき点として掲げているのではなく
寧ろ身勝手さを強調していたと思う。

独身であるオ刑事に
「あなたは結婚しているのか?子供を育てた経験があるのか?」
と問い詰めるとことなんて、リアルだし恐いと思った。


現実世界でも、第三者的に見てオカシイと思えることでも
子供に関する出来事だったりすると
オカシイと感じるのは子育て経験ないからで
酷い時には独身者の嫉妬だと、逆に詰られて終わったりすることあるじゃん。

それを思い出しちゃったよ。

ましてや映画内での出来事は、それだけで見るなら
同情すべきことだしね。

でさ
私の中にも一種の理想もしくは偏見(?)として
子供に対する親の愛というのはとてつもなく強く
それ故に狭い…というイメージがあるので

この加害者が他人を(ある意味、自分と同じ)不幸に追い込んででも
自分の子供を助けたい!という気持ちになったことは
責められないっちゅーか、さもありなんって気がしてしまう。

してしまうけど勿論
(ある意味)身代わりにされる被害者側は堪ったもんじゃないんだけどね。

だから
被害者側の気持ちを思い、涙まで流すオ刑事に対し
独身者の彼には時分の親心は分からないと決めつける加害者の姿は
ちょっとゾッとするものがあった。

最終的には加害者としての罪悪感とかではなく
あくまでも被害者としての気持ちから結末が付いたのも
皮肉だし、面白味があると思う。



2は「やったね」って感じ?

ここで右京さん@『相棒』みたいに
正義を押し通すってのも良いんだけど
どちらかというとポアロ@『オリエント急行殺人事件』的な
決断を下すところは、やはりスッとする。

ポアロの場合とはちょっと違うか(笑)
もっと能動的と言えるかも。


どーでもいいツッコミとしては

じーさん、体力あり過ぎ!

ってところでせうか(笑)


最後は(最後まで)
復讐を果たしても何をしても
失われた子供は戻ってこないし
母親の喪失感がなあくなることもない―
というのが言葉でなく示されて
良いラストだったと思う。



『モンタージュ』 2012年/韓国
監督&脚本:チョン・グンソプ
出演:オム・ジョンファ(ユン・ハギュン)キム・サンギョン(オ・チョンホ)ソン・ヨンチャン(ハン・チョル)







☆トラックバックは何がなんだか…ひじゅに館へお願いします☆
http://yakkunchi.blog90.fc2.com/tb.php/1841-85fcac8d


☆応援クリック、よろしくお願い致します☆
               blogram投票ボタン
にほんブログ村    人気ブログランキングへ   blogramランキング参加中!

☆朝ドラ感想は「REVIEWの部屋」に纏めてあります☆
やっくんち
やっくんち


DVD


「韓国が描いた“10”の闇」という特集で今作も取り上げられているらしい


悪魔を見た








Last updated  2015.05.31 15:25:23
コメント(0) | コメントを書く
2014.08.31
カテゴリ:韓国映画
今は動画サイトがあるからなあ…
被害者は何重にも痛めつけられるのね(――;)


レイプ事件の被害者となった娘の復讐をしようとする母親の物語―



★☆★☆ ネタバレあり ☆★☆★



多分、多くの人が思うだろうけど
この邦題はナンダカナ…

ポン・ジュノ監督『母なる証明』と
パク・チャヌク監督『復讐』シリーズに
あやかろうとしてるんかい!?って感じで
安っぽい印象を受けてしまうし
映画の流れが想像できてしまって気持ちが萎える。

主人公の娘である女子高校生@ウナが登場し
そのイマドキ珍しい様な純朴な印象に
ああ、この子がこれから酷い目に遭ってしまうんだ…
と思えて、気が重くなってしまった。

いや、まあ、気付かないままでも酷い目に遭う展開は同じなんだけど(^^;)


韓国映画やドラマでは警察が役立たずなのがデフォルト。
これって単に物語上の都合というだけでなく現実を反映しているのかもね。

現実に起きた事件を基にしたという、この映画でも
警察の存在は寧ろ邪魔なくらい>ぉ

だからこれは
事件そのものの悲劇に加え
警察が、さらに悲劇を招いてしまった
―というお話。


とはいえ
これは韓国ならでは…というものではない。

日本でも、警察官の不祥事はよく聞くし
助けを求めても動いてくれず悲痛な結果を招いたという件も複数あるし

勿論、その他の国でもそうだし
所詮は人間だから
大して変わらないんじゃないの?と思う。


れっきとしたレイプ事件なのに犯人は無罪放免…
『リップスティック』(ラモント・ジョンソン監督/米映画)
というのを観たことがある。
調べてみたら’76年の映画だ。

被害者側の服装や言動や、職業までもが批判され
“合意”という判断が下されてのこと。
女性の立場がクローズアップされていたと思う。

『母なる復讐』の方は少年法が盾となっている。
それだけ犯罪が若年化していること
親世代の意識や、家庭内環境や教育の問題も含まれている。


主人公@母親が自分の離婚の際に世話になった女性弁護士に
娘の事件を頼むシーンがあった。
題名から復讐に取り掛かることはバレバレだったので
その復讐を果たした後、その弁護士の活躍により
母親は無罪を勝ち取り
世間には事件とそれに関わる社会問題を訴える
―というスカッとする結末を期待した。

でも、そうではなかった。

ま、そうなると
まるきり『リップスティック』になっちゃうものね(^^;)

あくまでも悲劇のまま
あくまでも虚しい終わり方。



まあ、復讐はしてのけたので
現実よりは遥かにドラマチックで
多少はスッキリ感もあったし
それが悲劇で終わったことで
この現実的な問題を強く訴えることにはなったかも。

とはいえ、その結末の付け方が
日本の二時間ドラマみたいな少しばかり安い印象を
与えている様な気がした…のは、私だけ?>だけだろ



とはいえ
被害者の母親を主人公にし
その心情を強調した物語にしたのは正解だと思う。



『Don’t Cry Mommy』 2012年 / 韓国
監督:キム・ヨンハン
脚本:イ・サンヒョン
出演:ユソン(ユリム)、ナム・ボラ(ウナ・ユリムの娘)
トンホ(チョハン・ウナの同級生)、ユ・オソン(ヒョンシク刑事)



☆トラックバックは何がなんだか…ひじゅに館へお願いします☆
http://yakkunchi.blog90.fc2.com/tb.php/1570-a4b93ca9


☆応援クリック、よろしくお願い致します☆
               blogram投票ボタン
にほんブログ村    人気ブログランキングへ   blogramランキング参加中!
DVD


小説>韓国語


リップスティック








Last updated  2014.08.31 11:28:19
コメント(0) | コメントを書く
2014.06.22
カテゴリ:韓国映画
臓器密売を描いた作品。


☆★☆ネタバレあり☆★☆


正直言うとね、ちょっと乗りが悪かった>私だけ?
だから最初は眠気を催したりなんかしたんだけど
後半に入ってから面白くなってきた。

DVDパッケージのあらすじは
旅行中の船内で妻が行方不明になるサンホの視点で書かれてたので
彼が主役だと思って観始めたら

父親のために臓器密売に手を出そうとするユリの話から始まったので
彼女が主役かと思い直したら

密売組織で働くヨンギュに視点が移ったりして
誰を中心に観て行けば良いのか、ちょい戸惑ってしまった(笑)

私だけ?

まあ、群像劇ってことなのね
と納得して観てはいたけど、メリハリがイマイチだったかも?


ヨンギュはユリに片思いしていて
根は純情な男なのね、と思う反面
乗り気になってくれないユリに逆切れしたりして
ナンダカナ…なところもあり。

だから感情移入し難いのだけれど
そこが却って、チェヒに関して生かされているとは言える。


ユリはヨンギュをどう思っているのかはハッキリ示されないまま。

心の底では惹かれているのに父親のために抑えている、というのなら
キャラに厚みが出たかも?

それとも、そういう設定なのに私が気付かなかっただけ?>ありうる

誰にも信じてもらえないサンホと一緒にチェヒを探したりして
良い人ぶり(もしくは巻き込まれ型体質?)を見せたかと思ったら
途中で父親に心配かけさせないためにアッサリ降りちゃったりして
彼女もまた両極端な面を見せる。

父親が逆に犠牲にされたのが分かった時の反応のために
それほどまでに彼女にとっては父親が全てなのだと強調するためかも?

それでも最後は呆気なさ過ぎな気が…


サンホは実に韓国映画らしいどんでん返し(笑)

結婚後に欲に負けて…なのかと思ったら
結婚前から計画的に行動していたと明かされて
チェヒが気の毒でしかなかった。

最後まで夫を信じていられたのがせめてもの幸い?

いや、できれば彼女が助かって夫の正体を知る―
という結末の方が苦かったかも?


誰一人として救われない映画だった。


オ・ダルスまで死んじゃうんだもん。
彼は実に良い顔をしているよね。
最高の存在感だと思う。

(注:イケメンという意味ではない。寧ろ真逆)


でもね、これだけ冷酷無比な話にすべきだったのかも。
臓器密売について訴えているわけだから。

でもって、直接組織に関わっている奴らだけでなく
ごく普通に生きている女性@ユリも結果的に加担してしまったわけで
『共謀者たち』と複数形になっている原題の意味があるのだろう。



『共謀者たち』 2013年/韓国
監督・原案:キム・ホンソン
脚本:キム・サンミョン、キム・ホンソン
脚色:パク・ソヒョン
出演:イム・チャンジョン(ヨンギュ)、チョ・ダニエル(サンホ)
  オ・ダルス(キョンジェ)、チョ・ユニ(ユリ)、チョン・ジユン(チェヒ)




☆トラックバックは何がなんだか…ひじゅに館へお願いします☆
http://yakkunchi.blog90.fc2.com/tb.php/1506-354e07f1


☆応援クリック、よろしくお願い致します☆
               blogram投票ボタン
にほんブログ村    人気ブログランキングへ   blogramランキング参加中!

DVD


ブルーレイ(韓国版)


イム・チャンジョン12集『平凡な歌…平凡なメロディ』








Last updated  2014.06.22 15:23:55
コメント(2) | コメントを書く
2014.04.13
カテゴリ:韓国映画
日本の場合だけれど
絞首台のボタンはダミーと合わせて3つ設置されており
3人の刑務官がそれぞれを同時に押すことになっているとか。
実際に作動させたのは誰なのか分からない様にして
精神的負担を軽くしようとの配慮らしい。

随分前にこの話を聞いた時は、ちょっとした衝撃だった。
死刑を執行する側の気持ちを考えたことがなかったから。

相手がどんな凶悪犯であっても
法を執行するだけだと割り切ろうとしても
これもまた「殺人」であることには変わりはない。

物凄い矛盾。

韓国では1997年12月30日に23人が死刑に処されたのを最後に
現在まで死刑執行命令は下されていないそうだ。

2009年に作られた、この映画は
12年ぶりに死刑が復活したら…
という物語。

ちなみに
韓国もまた絞首刑で>軍刑法では銃殺刑あり
映像の様子では日本と同じ形式>ダミーを交えた複数のボタン



☆★☆ネタバレあり☆★☆



その理由は
連続殺人事件の犯人が遂に捕まったものの
罪の意識は全く伺えず、遺族に対しふてぶてしい態度を取り続けるので
「死刑にすべき!」という世論が高まったため。

群衆の中の一人としては、痛ましい事件が起こるたび
死刑は必要だと強く思ってしまうのは事実なんだけどね…


死刑というと何となく思い浮かぶ素朴な疑問。

前日に自殺を図ったら―?
殺すために命を助ける―?
本番になって、どのボタンを押しても作動しなかったら―?
実行されたのに、死ななかったら―?


そういう場合が全て出てくるのが面白い。


ただ、それらは全て件の凶悪犯の上に成就するから
まだモンスターを見ている様な目で見ていられるのだけれど

S・キングが書いていた
長年刑務所にいる間に罪を悔い改め本来の人間性を取り戻し
いざ刑が実行される時には“善人”に戻っている場合がある―

という様なことを。

まさに、その通りの囚人も登場する。

刑務官の一人@キム刑務官との間に友情が芽生えてさえいる。
まあ、ここは映画ならではのデフォルメだろうけど
でも、映画だからこそ、ここに泣けた。


その囚人が前夜遅くまで一生懸命作っていたクリスマス・プレゼントは
多分、キム刑務官に向けたものだったろうから
彼が手に取るところを見たいと思ってたんだけど、そこは全くスルーだった。
でも、そこまで描いちゃうと過剰になっちゃうからかもね。

で、その囚人が20年前に犯した事件―強盗殺人―の被害者は
キム刑務官と同じ姓なんだけど
ここの関連性がボンクラひじゅににはよく分からなかった(^^;)

その刑務官は一人暮らしの様だったし
まさにその因果関係にあるのか?
単に同姓というだけか>よくある姓ではあるし
同姓というところに意味を持たせているのか>悔い改めの象徴?
アホ過ぎて理解できなかったんだけど>スミマセンスミマセン

でも、このエピは良かったと思う。
オッサン同士ってとこが、また味があるしさ。


とはいえ物語は
新人であるオ刑務官の視点で描かれる。

『プンサンケ』では野性的かつクールな男だったユ・ゲサンが
ここでは未熟で軽い若造を自然に演じている。

「命」「殺すこと」という点で
彼の恋人のお腹の子が重ねられるところが興味深い。


彼の先輩であるぺ刑務官も良い味を出している。

ひじゅにがキム・ギドク監督に惚れるきっかけとなった
『悪い男』に主演していたチョ・ジェヒョンなんだけど
こちらでは人間的弱さも醸し出していて、また違った魅力。

彼は同期だった刑務官の死という悲しい過去を背負っている。


この3人の年齢もタイプも経験も違う刑務官が
執行者としての苦悩を象徴している。


聞くところによると、韓国本国では
公開初週にかなり良い成績を収めたのにも関わらず
(ボックスオフィス全体の中で2位、封切り作の中で1位)
7日目に交差上映が決定されてしまったそうだ。

ボンクラひじゅには交差上映って知らなかったんだけど
複数の作品を交互に上映することらしい
つまりそれだけ観る機会が失われてしまうことになる。
ヒットしないと決めつけられてしまった様なもの。

いやあ、なかなか良い作品だと思いますよ。



『執行者』 2009年/韓国
監督:チェ・ジノ
脚本:キム・ヨンオク
出演:
チョ・ジェヒョン(ぺ矯査)、ユン・ゲサン(オ矯導)、パク・イナン(キム矯尉)
チャ・スヨン(ウンジュ)、キム・ジェゴン(ソンファン)、チョ・ソンハ(チャン・ヨンドゥ)





☆トラックバックは何がなんだか…ひじゅに館へお願いします☆
http://yakkunchi.blog90.fc2.com/tb.php/1436-54600c56


☆応援クリック、よろしくお願い致します☆
               blogram投票ボタン
にほんブログ村    人気ブログランキングへ   blogramランキング参加中!

DVD


カムジャタン


プンサンケ








Last updated  2014.04.20 14:51:02
コメント(0) | コメントを書く
2014.04.06
カテゴリ:韓国映画
私にとっての韓国映画黎明期>要するに、知り始めた頃
に観た幾つかの作品を思い出した。

台詞は少なく
美しい映像の中
淡々と日常が描かれていき
途中でハッとする展開になったかと思うと
また静かに終わる―

そこはかとない悲しみと
仄かな温かさが残る。


高校生の時
妊娠出産した女性@ヘファと
逃げてしまった男性@ハンスが
5年後に再会。

ハンスは死んだはずの2人の子供が生きていると言い出し…

という物語。



☆★☆ネタバレあり☆★☆



美しい映像と書いたけど
実はキモい描写も幾つか出てくる(笑)

脱腸の犬
切った爪を貯め込んでいるヘファ
ヘファの部屋に落ちている犬の糞
それを踏んで汚れたハンスの靴下
…etc.

でも、それらは
ヘファやハンスの捨てられない過去や
5年経っても膿んだままの心の傷を象徴している様に思う。


その脱腸の犬とヘファが重ねられている。

脱腸の犬を保護しようと仕掛けた罠に自分がはまってしまうところが
それを示していると思う。

ヘファも自分の一部分が外に出てしまったまま
いつ感染症にかかり命を危うくするか分からない状態。


その犬が、かつて彼女が飼っていた犬の子供だと
ラスト近くに言うんだけど
このくらいの因縁話めいたものは韓国映画には十分あり得るけど(笑)
でも、それが事実か否かなんて関係ないんだよね、きっと。

彼女はそれで“過去”を取り戻した…ということなんだと思う。


ハンスもまた立ち直れないでいた。

彼を逃がしたのは彼の親で
勿論、親としては、それが息子のためだと考えたわけで
そうした気持ちも分かる。

でも、ハンスは却ってそれで人生を投げ出してしまった。
軍隊に行ったものの脚を怪我して帰ってきたのも
ずっと脚を引きずっている姿も
彼の心の状態を形にして示しているものだと思う。

彼の夢が、ヘファと子供と3人で食事をすること―
というのが悲しい。


最後に真相が分かるところは
上記したのとはまた別の意味で韓国映画らしい。

ただ事実が判明したというだけでなく
そこで初めて、生まれた子供側の視点で語られたのが良かった。

父親は逃げ出し
母親は怖がって震えるばかり
祖父母は子供を厄介払いすることしか考えていない
その長い一日が過ぎた後
あの子は逝ってしまった―


↑このままの言葉じゃなかったけど(^^;)

この言葉を聞いた時
私もまた初めて、その子供の側に立って
あまりの哀れさに涙ぐんでしまった。


その子が本当に生きていて、どこかに養子に出されていたなら
ある意味“救い”にはなっただろう。

ヘファ&ハンスも
探し続ける…という生き方ができたかもしれない。

でも、事実は事実…
それをハッキリと認めたことで
傷はやはり消えないだろうけど
新たな目で自分の人生を見つめられるのかも?


脱腸の犬と生まれたばかりの子犬達を
車に乗せて走り出すヘファ。

ハンスの横をいったん通り過ぎるも
止まってギヤをバックにして後ろを見るヘファの目が
だんだん潤んでいくところが美しかった。


ヘファを演じるユ・ダインが良い。

表情だけで複雑な心情を表現している。
快活だった高校生時代と
少し内に籠った感じの現在の姿を
自然に演じ分けているし
髪型や服装等で違った可愛さがあるのも○



『ヘファ、ドン/Re-encounter』 2010年/韓国
監督/脚本:ミン・ヨングン
音楽:キム・ミョンジョン
出演:ユ・ダイン(ヘファ)、ユ・ヨンソク(ハンス)





☆トラックバックは何がなんだか…ひじゅに館へお願いします☆
http://yakkunchi.blog90.fc2.com/tb.php/1429-4139c3e5


☆応援クリック、よろしくお願い致します☆
               blogram投票ボタン
にほんブログ村    人気ブログランキングへ   blogramランキング参加中!

DVD


韓国版DVD>リージョンALL・英語字幕


レスビー缶コーヒー>CMにユ・ダイン出演(このリンク先で観られるよ)








Last updated  2014.04.06 18:17:58
コメント(0) | コメントを書く
2014.04.05
カテゴリ:韓国映画
15年前に起きた連続殺人事件に関わる2人の男性―

一人は、その事件が時効になった途端、マスコミの前に姿を現し
その殺人についての詳細を書いた自叙伝を発表。
ルックスの良さも相まってスターになっていく男性。

もう一人は、婚約者を拉致され、その生死さえも分からない状態のまま
その事件を追い続けている刑事。

…の物語。


☆★☆ネタバレあり☆★☆


まず、その殺人事件というのは
『殺人の追憶』(ポン・ジュノの監督)で扱われているのと同じ
実際に起きた事件が元ネタ。

ああ、だから
原題はズバリ『私が殺人犯だ』なのに、邦題は『殺人の告白』となっているのね。


題材からシリアスな心理劇みたいなのを想像していたのだけど
観てみたら、派手なアクションシーンがあり
結構ハード、かつコミカルなもので
「えっ、コレってもしかしてコメディだったの?」と驚いた(笑)

後半はシリアスになっていくし、会話劇の要素も入る。

ドンデン返しもあるし
復讐譚に残酷描写に…と
韓国映画らしい作り。

良くいえば
サービス精神満載のエンターテインメント作品になっている。

悪く言えば
ちょい散漫かなあ…(^^;)


サービスといえば
“殺人犯”ドゥソクを演じるパク・シフ

そのルックスで人気が出ちゃう役なくらいだから
実際にイケメンだった。

写真で見た段階では「別に好みじゃないしぃ」って感じだったんだけど>ぉ
   『王女の男』はチラ見程度だったし
   『殺人の追憶』のソン・ガンホのファンだったりする私なもので


映像では、やはり綺麗(^^)
顔だけでなく、立ち姿も。

ちょっと興味深かったのは

プールのシーンでの水着姿は、まさにサービスシーンなんだけど
それだけでなく
直後に続くカーチェイスシーンでは
水着の上にガウンを羽織っただけなので
美脚が丸見えになるのは勿論
下側からカメラが追っていくという徹底ぶり(笑)

終盤でのスーツ姿も長い&細い脚線美が際立っていた。

―と
セクシー美女を愛でるオヤジの様な鑑賞の仕方をしてしまった(*^^*)



そのため、後半で登場する“J”という男性のキモさが目立ったな。
これはこれでオイシイ役だな。


そしてラストで刑事ヒョングが取った行動は賛否両論だとは思うけど…
それは日本人の感性にとっては…かもしれない。

復讐譚が多い韓国映画としては妥当だったかも?

『殺人の追憶』の方はカタルシスのある終わり方ではなかったからね。
それに対する一つの答なのかも?

ヒョングの婚約者は
女性として一番残酷な目に遭わされたと言えるから
あれでも生易しいって気もするしな。


それでもラストのあの写真はどうなのか?
っちゅー気はする。

まあ、ヒョングを肯定しているとか讃えているとかいうよりも
それまで反対され否定されてきた彼が、やっと受け入れられた
ってことかもしれない。

少しは救いがなくっちゃね。



『私が殺人犯だ』 2012年/韓国
監督/脚本:チョン・ビョンギル
出演:
チョン・ジョエン(ヒョング)、パク・シフ(ドゥソク)
チョン・ヘギュン(J)、キム・ヨンエ(スヨンの母)




☆トラックバックは何がなんだか…ひじゅに館へお願いします☆
http://yakkunchi.blog90.fc2.com/tb.php/1428-ceae7c11


☆クリックしてね♪(3つも多過ぎ?)☆
にほんブログ村 テレビブログ テレビドラマへ             人気BLOGRANK
にほんブログ村    人気ブログランキングへ   人気BLOGRANK

DVD


ブルーレイ スペシャルBOX


パク・シフ写真集








Last updated  2014.04.05 22:16:46
コメント(0) | コメントを書く

全66件 (66件中 1-10件目)

1 2 3 4 5 6 7 >


Copyright (c) 1997-2019 Rakuten, Inc. All Rights Reserved.