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カテゴリ:韓国映画
今から、皆さんを対象に中間考査を始めます。
問題が解けなければ、一人ずつ死にます。 【ネタバレあり】 キム・ボム君@西門総二郎(韓国版『花より男子』)出演作。 といっても主役ではありません。 でも、一番華があるし、最後もカッコイイです。 舞台は、ある高校。 選抜授業(=中間試験の成績上位者に行われる特別授業)に集められた 20名の生徒と3名の教師、 ベストには入らなかったけれど留学経験があるのを買われ英文資料の整理を頼まれた ボム君扮するヒョン、 彼らを対象に死の試験が行われることになります。 問題を解かないと一人ずつ殺されていく― というシチュエーションに『SAW』学園版みたいなものかな…と思い観始めたら、 イキナリ『呪怨』チックなシーンが登場し、ちょいビビりました(^^;) でも、それは夢オチ。 目覚めたイナは生理が始まったことに気付きます。 赤く染まったシーツがアップになるだけでも「うわ…」ってなるのに、 股間が移されて、白い下着に血が流れるところまで映すなんて「おいおい」です(^^;) 後の方の、ミョンヒョが片足で吊る下げられるシーンでは、下着丸見えだし。 それも、この年頃の女の子が履きそうもない、飾りもないズロース・タイプ。 だから、エロいっていうんじゃないんです。 「容赦ないなあ」って感じかな(笑) まあ、そんなわけで物語が始まります。 生理は直接関係ないけど、多くの血が流されることになり、 その真相に夢の内容が関わってきます。 殺人描写はグロいですが、画面が暗いので観るのが辛い程ではないと思います。 その代わり、あまりメリハリも緊迫感もないかも…? 一応、主役としては、 生徒ではイナ、教師ではファン先生がいるのですが イナは良い子過ぎて、却って感情移入し難いかも?>私だけ? ファン先生は、立ち位置的には頼りになるカッコイイ役どころのはずなのに 感情的になりやすく所々で「あれ?」という様子を見せます。 だから、やはりヒョンを主役と思って彼の視線で観続けていたのですが、 何とアッサリ殺されてしまい… つまらなくはないんだけど、ハマることもできず…という感じで物語は進んでいきます。 結局のところ、そうした違和感が伏線となって整合性のある結末に至ります。 ラストのイナのアップも、、その違和感が生かされていたと言えるかも? まあ、ここは解釈が分かれるところかもしれませんが。 で、犯人とその動機なんですが― 非常に韓国映画らしいです。 日本でも、よく扱われるものではあるけど、完遂させることは少ないものですね。 何故、矛先が大人ではなく、その子供たちに向けられたのか… と疑問に思う人もいるんじゃないのかなあ。 でも、私的には「やっぱ、子供に行くよ」と思えるものでした。 韓国は厳しい学歴社会と聞きますから、 受験戦争が背景にある、こうした物語は、 より生々しく、より恐怖心を煽るものなのかもしれません。 非常に興味深いのはエンドロール。 これがあったことで、この映画の評価がグンと上がりました>私的に え? こういうところを映しちゃうの? それも、カップ麺? て感じなんですけど 蛇足? → NO 笑いどころ? → そういう部分もあるけど、リアルでもあります 犯人の心に寄り添った様な気持ちになります。 激しい悲しみや喪失感や怒りや恨み…と共に 生きていることの物悲しさ、情けなさ… 淡々と事を進めていくこと、疲れや侘しさ… 復讐って、それを実行することって、激情だけでなく こうした滑稽とさえ言えるものが伴うのだろうなあ…という風に思えて 怖さも痛さも吹き飛んで、物悲しい気持ちになってきます。 原題:『コ死:地の中間考査/Blood Bell』 (2008年/韓国) 監督:チャン・カンドク 出演:イ・ボムス(ファン先生)ユン・ジョンヒ(チェ先生)ナム・ギュリ(イナ)キム・ボム(ヒョン) クリックしてね♪(3つも多過ぎ?) にほんブログ村 韓国映画 人気ブログランキングへ 人気BLOGRANK ドラマ&映画感想は「REVIEWの部屋」に色々置いてあります やっくんち
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Last updated
2010.12.30 22:55:29
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