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テーマ:暮らしを楽しむ(389962)
カテゴリ:ミニマルに暮らす
昔は結構、その行為を頻繁にやっていて。
けれども、うまくいったためしは 2% くらいしかなくて。 ある時、それまででいちばんと言えるような失敗をして。 鏡を見るたびに自分で吹くようなものが仕上がって。 もう、自分でこれをすることは、2度としまい。 と誓ったのです。 その行為とは、何か。 「自分で自分の前髪を切ること」です。 ご自分の前髪を切ることって・・・みなさま、上手にできますか? ( ;∀;) **************************************** 読者さまは。 ここ最近、直近の最後は、いつごろ美容院へお出かけになられましたか? わたしは、2019年の年末に美容院へ行きましたので、 次回は、本来なら2月の終わりか3月のはじめ頃に行きたかったのですが、 そう思った時は、すでに世の中がこうなり始めていました。 まだその時には「営業自粛要請」というような動きもなく、 どういった業種がそれに当たるのか、と 深く考えることもなく、 イタリアのコンテ首相の「スーパーとドラッグストア以外は営業禁止」という決断に、 わあ、そんな決定するんだ・・・と、 「遠い国で起こった特別な措置の話」として、びっくりしていた頃でした。 日本にも同様の脅威が押し寄せる現実、など、 あの時はまだ、実感として にわかには感じられなくて。 *************************************** けれど、なんとなく「美容院は怖い」という気がしました。 自分が感染することが怖い、というよりも、 気づかないままに感染の一端を担って拡散してしまうことが怖い、という気持ち。 とにかくなんだか今は、美容院へは行かない方が安心なような気がして、 そうこうしているうちに、日本を取り巻く状況はますます厳しくなってきて、 こんな時に髪型なんて気にしている場合じゃない!という気持ちにもなってきてしまって、 とうとう、そのまま行かなかったのです。 *************************************** 東京都の小池知事が、都の自粛要請の業種に「理美容」をあげていたところ、 国が「その必要はない。まだ理美容からの感染は出ていないから!」と その判断にストップをかけたのだそうです。 その直後に。 福岡でしたでしょうか。 美容院から発生してしまった「美容院クラスター」というニュースが 日本中を駆け巡りました。 神からの警鐘のようなタイミングでした。 80代や90代ではなく「100代の女性」という言葉を、 その時、初めて聞いた気がします。 経営者の女性と、お客さん合わせて 5人ほどの方の感染が確認されたようでしたが、 こんな時に美容院なんて!というのではなく、 不要不急を無視した、というのでもなく、 ずっとお世話になってきた大好きな美容院を応援したい気持ちで もしかすると、出かけられたのかもしれません。 (;_;) わからないです。 ************************************* 美容業界の方々にとっては営業するにしても、自粛するにしても、 もはや同様に死活問題なのだろうと想像します。 お店を応援する気持ちで伺うことも、 今となっては もはや逆効果となってしまう可能性を否めない。 自分が感染していない、という証拠は、どこにもないのだから。 美容院には行かない、と、だからわたしは決めました。 いいえ、「行けない」ですね。 自分のために。 そしてみんなのために。 大好きなお店だからこそ・・・ 今は、行けない。 ツラいです。 ************************************* 大好きな美容院には、 世の中が落ち着いた「コロナ後」の未来に、行く。 必ず行きます。 どうかその時まで、頑張っていてほしい。 休業を余儀なくされることもあるのかもしれないけれど、 どうか、ただただ元気でいてほしい。 そして復活してほしい。 その「未来」がいつ頃なのかは、もう、誰にもわからないです。 自粛要請の難しさは、 発動、よりも解除のタイミングにあるのだろうと思う。 早すぎても無意味だ。 遅すぎては、経済が死ぬ。 「解除」という発表を、その時本当に信じてしまっていいのか、ということも。 **************************************** 次にいつ美容院へ行けるか、もう、わからない。 今お店を開けておられる美容院さんは、 お客さんが来ることが、嬉しいのだろうか。 それとも「怖い」のだろうか。 それさえも、もう、わからないです。 ネットの声では、その両方でした。 お店は閉めたくない。 けれどお客さんが来るのは、とても怖い。と。 誰が感染しているかわからない。 家に帰れば子供がいる。 無理もないことだと思います。 *********************************** わたしの髪型など、誰も見てはいないことは、わかっています。 見た目がどうとかそういう問題ではなく、 「前髪」のうっとうしさに限界がきました。 「前髪」が伸びてしまって、物理的にツラい。目に入る。 顔に当たる髪が不愉快で、顔や目の周りをやたら触ってしまう。 これが一番良くない気がしました。 接触感染の防止には「手で顔を触らないこと」がとても大切だと聞きましたから。 で、もう限界です!となって、 いにしえの誓いを破り、自分で前髪切ったのが、先週のはじめのこと。 ぶ厚めの直毛の前髪のカットには、 一見なんでもないように見えて、 わたしにはわからないような「プロの小技」がたくさん隠されていたらしく、 伸びた分の毛先をただちょきちょき切ったら、 なんか、とってもおかしなことになりました。 つまりは、失敗しました。 大失敗をしました ( ;∀;) あれからずっと「大五郎」みたいなちょんまげ結いにしています。 誰にも会わないで家の中にいますから、もう今は、大五郎でいいのです。 これからのしばらく、 美容院のこと、どうなさろうと みなさまはいま、お考えなのでありましょうか。 こうなってしまったらもう「伸ばしっぱなし」の一択でしょうか。 サイドやバックの髪は、 わたしはこれからしばらく「伸ばしっぱなし」になるのだと思います。 もう、それでいいです。そうするしかないです。 昨年施した「デジタルパーマ」が若干残っていてくれることが・・・せめてもの救いです。 ********************************* 前髪なしのボブとかロングのヘアスタイルは、こんな時、素晴らしいですね。 ひっつめておでこ丸出しで結わうことの似合う美人さんも、羨ましい。 わたしのような、 「巧みなカット技術で作り込まれたレイヤー入りのミディアムヘア」みたいな髪型が、 美容院に行けなくなった場合、 最も手に負えない髪型だったのだ、という気が 今、ひしひしと致しております。 このままですと、もうすぐわたしはエレファントカシマシみたいになってゆく。 宮本さんはかっこいいですが、わたしはただのボサボサ頭となるでしょう。 男性なら、坊主が最強なのでしょうね。 散髪に行けなくなったら、ニット帽で覆い隠してしまってもいい。 ニット帽で覆い隠してしまえば・・・・いい? そうか。 帽子。 わたしもそれで行こう。 それでしのいでみよう。 夏の帽子をどうするか、とても悩んでいましたが、 もうそんなことはどうだってよくなっていたのですが、 此処へ来て。 この先どのくらい美容院に行けないのか、誰にもわからないから。 わからないからこそ。 半年行けなくても、1年行けなくても、2年行けなくても。 カシマシ期を超え、原始人期を超え、果ては落ち武者期に突入することがあっても なんとか社会生活に対応してゆくために。 髪型がボロボロになっても、 そんなことくらいで今の世の中を恨めしく思うことなく 心が沈み込むこともなく、 もっと大切なことに思いを向けていられるように。 ![]() 今年は。 いいえ、今年だからこそ。 「美容院にずっと行けなくなる事態を乗り越えるツール」として、武器として、 帽子を買うことにしました。 再び「帽子」を持つ決定を、わたしはわたしに 下したのです。 つづく 帽子は、できれば、もう本当は「持ちたくない気持ち」に、実は傾いていたのです。 ↓ 懐かしい、大好きだったニット帽。 これを捨てずに持っていても、今のわたしにはもう似合わなかっただろうなあ。 にほんブログ村 帽子のお話は、次回に続きます。 この日記を公開すれば、 なんだかんだ言って帽子買いたいだけじゃん!と言われてしまうのかな、 ということも覚悟で書きました。 それでも構わない、と思っています。 美容院にずっと行けなくなる事態の打開策の一つとして、 考え方の一つとしてお伝えしたい、と思い、勇気を出しました。 発信の意図のありかを、どうか汲んでいただけたなら・・・と、祈る気持ちで書きました。 今日も読んでくださってありがとう。 今日もみんなで、家で過ごしましょう。 どうかみなさま、どうか お元気でいてください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020.04.12 15:50:55
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