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ペルーアマゾンの泥染めとシピボ族の人々

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2024.04
2008.04.14
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2年前位にオリジナルTシャツの製作に熱中していた時期がある。

そのさらに3年前くらいに、たまたま知り合った若い日本人女性から無地のTシャツを100枚買い取ったことがきっかけだ。

その女性はいろいろな商売を経験し、Tシャツを卸しで売ったりもしたが生活が成り立たず、商売を辞めて日本に帰国するという。在庫をどうにか売りさばきたいと言っていた。

私は「自分のデザインでオリジナルTシャツを作ってみたい!」という兼ねてからの夢を持っていたので、何の計画もなかったが、これもご縁かと考え、とりあえず100枚のTシャツを買い取り、長い間物置にしまってあったのだ。

それから間もなく、町はずれの小さな印刷工場で地道に働いている印刷職人と出会った。

長い付き合いをしていた友人ルーカスの弟で、アンドレスという。職人としてはレベルが高いのに商業主義でないため貧しいという。では仕事をしてもらいましょう、ということになった。

アンドレスは、日本人職人と同じように、こだわりを持ち、自分の仕事に自信を持ち、儲け主義ではない職人気質。ペルー人でもそんな性質の人がいるのか、と私を感心させた。

シピボの泥染めのデザインを「版」にしたのは、地元で観光客にも売れれば、少しは経済的な足しになるかもしれぬという思惑だったが、今のところ本格的にはやっていない。

版は全くの手作りで作られ、一枚一枚丁寧に刷る。

いまどき、シルクスクリーン・プリントで、一枚一枚つくるTシャツなど見かけない。
一枚一枚作るということは、一枚一枚がすべて異なった作品にできるということになる。
色の組み合わせ、デザインなど、いろいろを試していくうちに、はまってしまった。

アンドレスの職人技には、彼の父親から伝授された、長年の修行によるものである。


彼の父親の時代にはプリント布はすべてヨーロッパから輸入されていた。芸術大学に通っていたアンドレスの父はイタリア人の布業者に「印刷技術をおまえに伝授するからペルーでの製作に協力しろ」と教育されたのだという。

まさに、ペルーに印刷技術を定着させたパイオニアだった。

その時代は黄金時代だったであろう。大きな工場に成長し、今の小さな工場の片隅にもその名残が残っている。家族の不幸や理不尽な裁判沙汰などにより繁栄は続かなかったが、アンドレスは子供の頃から父親のアシスタントをして技術を収得してきたという。
私は彼を尊敬している。

今後少しづつ、いまあるTシャツのデザインを一通り紹介したいと思っている。
Tシャツの製作は、もしも売れたら泥染めを買う資金になるだろうと信じて続けられた。
でも、実際には「売る」という行為がうまくできず、作って満足しているだけの状態。

もしも売れたら新しいデザインで再開したいと密かに決めている。
すでにイメージができているデザインを早く試したいよお・・・・・・!!!!





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最終更新日  2008.04.15 02:00:42
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