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ペルーアマゾンの泥染めとシピボ族の人々

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2024.04
2008.09.25
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カテゴリ:くだもの
アマゾンよりベロニカが予定よりも2週間遅れてやってきた。

いつ来るか予定を聞いても私は「待つ」ということを努めてしないようにしている。
わざわざ待って一日を無駄にして、連絡もないことに怒りを積もらせることは無意味だった。
そのうちに待たなくなり「やっぱり来なかったか」と期待しなくなる。
つきあいきれないほど本当に勝手なものだ。
特に来てほしいわけでもないのに来るくせに。

アマゾンからアンデスを越えてバスで24時間ちかくかかる。
異常気象の大雨で道中も土砂崩れなどで大変だったらしい。

いつものように手土産にくだものを持ってきた。
ずっしりと重くお尻の大きなアマゾン産の「パイナップル」と、今が旬らしき「カシュー」、すもものような色に完熟した「カムカム」。

「パイナップル」はアマゾン原産。
コロンブスが新大陸を発見した際にカリブへ世界へと広まっていったそうだが、シピボ族の村でも昔から栽培されていたそうだ。生食したりジュースにしたり。

「カシュー」はピーマンにマメがくっついているみたいな不思議な果実。見たことがなかった人も多いと思う。果肉から飛び出してくっついている種の部分に、あの、リッチなおつまみとして有名な「カシューナッツ」が入っているのだ。
シピボの人は「カシュー」と呼んでいて、ナッツが食べられるということを知らない。果肉の部分を生食するかジュースにする。「カシュー」はスペン語で「マラニョン」ともよぶ。
「カシューナッツ」はブラジル・アマゾンのマラニョンという地域で大規模に生産され工場で製品化されているのだ。ブラジルでは果肉ジュースは一般的。

ブラジルアマゾンの旅の途中でマラニョン州を通った際、枝を大きく広げるカシューナッツの木の森を確認することができた。その時は実りの時期ではなかったので、実っているところを是非とも見たいとかねがね思っていて、数年前プカルパでやっと花と緑の実りを撮影できた。

しかし、まだ実りの最盛期には遭遇していないのだ。オレンジや黄色に彩った実りを沢山ぶらさげた様子を見てみたいのだ!!毎年「カシューはどんな感じ?」とシピボに調査しつつ、結局行っていない。今まさに実り始めているという。行かなきゃならぬ・・・・うむむ。

そしてペルー原産の「カムカム」。レモンの40倍ものビタミンCが含まれ、ペルーアマゾンにおけるもっとも重要なもののひとつと考えられる。日本へも輸入され、すでに清涼飲料やお酒、キャンデーなど、さまざまな商品となって「カムカム」というかわいい名前を浸透させつつある。因みにペルーでも知名度は低く20人中3人分かれば良い程度と思われる。

近年カムカムが期待できるということが分かってきて、シピボ族の村の近くでもカムカム畑が広がっている。
ベロニカもこのほど苗を5000本!も植えたそうだ。その他に荒地でも育つものなら何でも栽培している。働き者の夫がいて、週末には子供たちも含め家族で畑の手入れをしているとか。なんと豊かな家族であろうか。

思わず「素晴らしい!」と心から言い、
「食糧難になったら助けてね」とお願いした。

なんとも心強く、頼りにしている。





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最終更新日  2008.09.27 09:11:39
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