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ペルーアマゾンの泥染めとシピボ族の人々

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アマゾン屋

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2024.04
2014.09.13
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日本帰国はちょうど2年ぶり。アマゾン屋の販売会も2年ぶりだった。

週末の金・土・日の三日間で、11時から夜10時までという長丁場、休む時間がないほど絶え間なく沢山のお客さんに来て頂く大盛況となった。Facebookなどを通じて宣伝してくれたお友達、とそのお友達、わざわざ遠くから足を運んで来てくださったお客様、会いに来てくれた常連の皆さんやお友達とその家族、私の姉妹両親関連のお友達や親族の皆さん。今回も飛び込み客はほとんんどなく、多くはアマゾン屋が人を通してどこかで繋がっているお客様ばかりだった。とりあえず、そのくらいの人数なら対応できるのでそれで良かった。

後でお会いした古くからの常連さんが言ってくれたことが嬉しかった。

「なんでかしら。知らない人ばかりでも、なんか不思議と落ち着く空間だったわ~」

アマゾン屋に関わる全ての人は素敵な人ばかり。
どこかに共通点があり、だからこそ、そこは何かが通じ合うような、居心地の良い落ち着く空間になっていたのかもしれない。


◎アマゾン屋の販売会のはじまり

当時両親が住んでいたマンションの近所で、三鷹産業プラザの玄関口で「でチャレンジ・ショップ」という貸しスペースに関するチラシをみつけた。あらゆる業種のお店が集まる一イベントへの参加や、手作り小物などアーティストの発表の場となるクラフトフェア、フリーマーケットなど色々な方法があったけど、アマゾン屋の展示販売に向かない気がしていた。

「どの道へ行くべきなのか。これからどうしようか」と、もんもんと、暗中模索の時だった。

マンションから数分という近所で、場所代が平日3000円、週末5000円と安かったことに加えて、ちょうどいいピクチャー・レール付きの壁と、壁の表面にフックをつけてぶら下げるための網状のものもあり、さらに3つの棚を自由に使えることになっていて、アマゾン屋が展示のために必要とする基本的なものが備わっていることに、大げさだけど「運命」を感じた。「これだ、これだ!ここでやらずにどこでやる!?」とひとり興奮した。そのチラシに「ここでやります!」というメモを走り書きして近くのコンビニから母にファックスをして報告したのを鮮明に覚えている。2010年と2012年はそのチャレンジショップで販売会をした。
家から近いから運搬も準備・片付けも気が楽だったし、お客さんにとって駅から近くて分かりやすいことも良かった。

ところがその後、三鷹産業プラザの貸しスペースは終了してしまったのだった。

◎新しい試み「2014年はカフェのスペースで販売会を」

今回は場所探しからしなければならなかった。私は遠くペルーに居て場所探しをすることもできず、長女の薫ちゃんが素早く手頃な場所を見つけてくれた。
私が日本滞在中に拠点とする武蔵野市から、バスやタクシーでも行きやすい吉祥寺の「フレンズ・カフェ」というコミュニティーカフェだ。
東京のお客さんにとっても、ついでにお買い物も楽しめる行きやすい人気スポットでもあり、私も慣れた土地なので好都合だった。

今までと違うのは、そこがカフェであることだ。
三鷹のチャレンジショップでは飲食が禁止されていて、座るところもなかったので、カフェでゆっくりしてもらえることは願ってもないことだった。

販売会に来て頂いたお客様に対し強制的に「ワンドリンク・オーダー」をお願いしなければならない。大勢の時には席もなく落ち着くこともできないのに、強制的にオーダーをお願いしなければならないのはどうかと思った。お友達の真紀ちゃんが、まるで従業員のようにウェトレスを手伝う流れとなったのだけれど彼女が3日間来てくれてなかったら不可能だったし、プラリと来ただけの人の中にはオーダーしたくない人もいたはずで申し訳ないような気がして、難しいなと思った。自分のカフェだったらなと思った。


展示スペースは楕円形の大テーブルと、壁(後から別料金だと知った)だけで、その他に空いてる場所があっても使用できないため工夫が必要だった。
アマゾン屋のバッグは通常いろいろな種類があるため、壁に吊るして展示するのが見やすいのだけど、壁に展示できなかった。
そのため、今回はテーブルに置けるような厚底バッグを中心に用意した。
いずれにせよ平面では難しいので、姉が台を手作りしてくれたので、どうにか少し立体的に展示ができた。
日本での販売会のために作りためたバッグは60点以上、3日間に平等に展示できるように分けて持ち込んだ。
在庫は10点ほどだったので50は売れてしまったようだ。
とはいえ、日本では厚底バッグよりも大型のバッグが求められるような感触もあり、今回はバッグのサイズやデザインのバリエーションが色々用意できなくて残念だった。


◎リマと日本の売れ筋は違う。泥染のカフェマット

リマではカフェマットや敷物が実用品としてよく売れるのだけど、日本ではあまり人気がなかったように思う。
日本で求められるものと、リマで求められるものは、明らかに異なることも経験し、勉強にもなったし、興味深い。
泥染の特注ロングランナーはリマでも日本でも高額にも関わらず喜ばれた。数枚しかなかったので残念だった。




◎大判泥染布や大判刺繍などの販売

今回、壁に数枚の布は展示できたけれど、「販売」するためのスペースは店内にはなかった。
しかしラッキーなことに、広いテラスにテーブル席があって、炎天下でお客さんは利用しないとはいえ、布を見たい人のために布を展示・広げたりすることができた。

一回だけ雨が降ったり止んだりした日があって、布を出したり入れたり大忙しだったけれど、広いスペースを特別に貸してもらえて大いに助かった。

吉祥寺での販売会では布目的の人は少なかった。というか、絶え間なくお客様のアテンドに追われて、外の大判布を案内する余裕は全くなかった。残念。



◎リマと日本をつなぐ「アマゾン屋・同窓会」

初日にはペルーのアマゾン屋の常連さんだった奥様たちが集まりまるで「リマ同窓会」の状態だった。
3~5年ごとに入れ替わりご主人の会社の駐在のために滞在する奥様たちがリマのアマゾン屋を支えており、新しく来る方に紹介して頂くことでアマゾン屋常連さんは連鎖していく。
もちろん、誰もがアマゾン屋の泥染グッズを好きになるわけではないのだけれど、好きな人はどっぷりとハマってくれて、様々な要望をリクエストしつつリピーターとなってくださる。
リピーターとなる泥染ファンの常連さんの存在は本当にありがたく、それらのサポートなしではアマゾン屋の販売会は不可能なのだ。

また、夏休みの蓮を連れて一時帰国する中、リマ日本人学校で一緒だったお友達が連日次々に家族で会いに来てくれたことも本当に有り難いことだった。
毎回一時帰国は私の販売会のことで子供のお楽しみイベント企画などほとんどない中、せめて懐かしいお友達に会わせてあげたいと思うのだけど、なかなかそんな時間がない。
今回の「カフェ・フレンズ」さんには、偶然、座敷があって大助かりだった。小さな子供たちが遊んだり集まってダラダラ過ごすのに非常に好都合で、時間によっては沢山のお友達で大騒ぎになった。

日本での販売会とはアマゾン屋を通じてリマと日本のお友達をつなぐ、小さな機会になっているとしたら別の意味でも大きな意義があるなあといつも思う。
それで、アマゾン屋を通じて、常連の方が新しいお友達を連れて来てくれて紹介してくれる、そういう連鎖が続く。
同じものを好きな人が集まる。だから、みんなつながっているように感じる。



◎泥染の工程説明

アマゾン屋販売会で最も大切な活動としている「泥染の工程説明」は、時間さえあれば今回できる限り、興味がある方がいれば何度でも繰り返し説明した。
大きなスクリーンがあったのでパワーポイントで準備した説明資料を、販売会の間しっぱなしにするつもりでいたが、USB接続もできないしコードもないとのことで諦め、Mac Book Airを持ち込んでお一人相手でも何度もやった。効率が悪いが、夜以外は、ほとんどの時間がひっきりなしで人が来るため、ちょっとした合間がある時以外にはまとめてやることはできなかった。

新しいお客さまや興味のある方には是非とも、「アマゾンの泥染めとは、どんな場所でどんな人が染めた布で、どんな工程で手間をかけて描かれるのか」写真を見て説明を聞いて欲しい。布やバッグを売ることよりも、大切にしていることなので、ついつい興味がないかもしれない人にも、できる限り説明をした。

泥染の作業工程の話をきくことで、どれだけ貴重なものか分かって頂けることも確かだった。


泥がついたままで洗う前の布を見せてから、それぞれの想像をふくらませてもらい、それからスライドの上映をして説明をした。
泥染の工程の説明は、10年以上前から繰り返しているけれど、私は未だにうまくできなくて悩みの種だったのだけど、分かりやすい説明を一生懸命心がけ準備をしたつもりだ。

ひとりでも多くの方に、アマゾンの泥染を知ってもらい、これから先もついてきて欲しいと思うのだった。



◎終わりに。

大事なことほど、後回しにするクセがひどくなっていて、今回のことも、なかなか反省と報告ができないままずっと気になっていた。
沢山の思いと伝えたいことがあり、うまくまとまらないと、書けなくなっている。書きたいことがあればあるほど書けない。
このことはとてもストレスになる。

まだ足りないけれど、次に進まなければならないので、とりあえず思い出したらその時に投稿しようと思う。

とにかく、今回来て頂けなかった方も含め、いつもずっと応援してくださっている方々にもお礼を申し上げたい。

今回の販売会に関して手伝ってくれたお友達や姉たち母、来てくださった方々、本当にありがとう。本当にありがとう!!





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最終更新日  2014.09.21 00:24:41
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