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ペルーアマゾンの泥染めとシピボ族の人々

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2024.04
2018.07.13
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カテゴリ:泥染めバッグ
【10年前の泥染めバッグ】

シンプルにワンポイントの刺繍をつけて、あとは両面を樹皮の茶で染まった縦長バッグ。
「持ち手が擦り切れたのですが修理できますか?」との問い合わせで、写真を送ってもらって見るとかなりの消耗だったので、買い替えをお勧めしたけれど、バッグの部分は何ともなくて毎日使っているものだからとのこと、こんなになっても愛着を持って使ってくださっていると聞いて、嬉しくて、どうしても修理したくなりました。




【布の持ち手を交換】

草木染めなので色あせも激しく、布で作られた持ち手はハードに使うとどうしても先に消耗してしまうのはいつもの悩み。でも持ち手だけ色落ちしない既製品の布で作るとなると、どうしても違和感が生じて気に入らないのです。






【AYACHI'Sのタグで】
紐を付け替えるということは、バッグ全体を解体することなので、せっかくだからと内布も交換させてもらいました。当時は「アマゾン屋」のタグがなかったのでAYACHISというタグが付いていたので、あえて「AYACHIS」のタグをつけ直しました。これは初期にオリジナルのTシャツを作っていてそのためのタグでした。その他「あやっち工房」というタグもあったけど、AYAのオリジナル泥染めバッグなので、その方がいいんだろうかなあ。(余談)





【バッグに合わせる持ち手は一番難しい=布もたっぷり使う】

細めの持ち手用の紐は、染め生地の端っこの硬い部分(ミミ)を使用していて、当初から色々な色味の紐を作れる時に作っていて、たまたま少し褪せた色の紐があったのだ。わざわざリマで作ったものを日本に持ち帰ってきたもので、他には数種しかない。こう言う自然の色味の組み合わせというのは、どれでも合いそうでいて、微妙な色のトーンによって簡単にはしっくりこないので、バッグに合わせた紐を(布を)見つけることは実はとってもとっても難しい出会いです。この少し褪せた茶に合う模様の紐があるなんてラッキー。







たまたま茶の薄い染料が出たので、数回くぐらせたけどあまり染まらず、でも少し落ち着いたのかな。革と同じで色を重ねて染め直せば生き返り新品みたいになっちゃう。今ここではちゃんとは染められないのだけど。






【ものを大切にすること←ものを大事に作ること】

過去の自分の下手な仕事に恥ずかしさを感じながら修理をし、いろいろを考えさせられ楽しくやらせていただきました。

大切に作ったものであれば、ちゃんと大事に扱ってもらえる。大切にに使ってくださるお客様に対して最大の愛情を込めてひとつひとつ丁寧にものを作っていきたいものだと心に誓った次第です。


ものを大切にすることは、大事に作ること、大事に使うこと、につながっていますね。
私は今回の修理作業の中で、自分がやりたいことへの信念に刺激をいただいた気がしました。





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最終更新日  2018.07.13 11:37:52
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