カテゴリ:ダイエット
はんらは昭和30年代生まれで、当時は、 「お米一粒でも残しちゃいけない」 と厳しく言われて育った。 ご飯茶碗に米粒がいくつか残ってると 「米という字は八十八の手間隙かけて。。。」 と説教が始まり、全部きれいに食べさせられた。 給食の時間の合言葉も 「残さず食べましょう」 だった。 だから、はんらの世代の人は、食べ物を残すことはよくないと、しっかり教えられて、刻み込まれているのではないかと思う。 今は、どうなのでしょう? なぜこんなことを言い出したかというと、一昨日読んだ、この左側の本。 この本では、余分な食べ物、例えば、お腹が八分目になった時、あるいは1日の摂取カロリーを超えた時、惰性で食べてるものを捨ててしまうことを奨励している。 食べ物を捨てることへの罪悪感を無くすべきだ、と筆者は書いている。 この本を読んで、 「いや、これはちょっと。。。」 と瞬間思ったのは、 一つには、韓国は日本のように、いろんな食べ物、特に外食系はカロリー表示がされていないので、実行が難しいかも、と思ったのと、 もう一つは、うちには小さい子供がいるので、子供の目の前で食べ物を残したり、捨てたりするのは教育上、よくないのでは?と思ったのだ。 でも、よくよく考えてみると、昔、はんらが小さい頃は、「まだ食べられる食べ物を捨てること」は、「悪いこと」だった。 給食でどうしても食べきれなかったパンは、持ち帰らされた。 「捨てずに、家で食え」 ということだったのだろう。 でも、今のように、食べ物が豊富で、飢えて死ぬ人はほとんどおらず、肥満が疾病だと考えられるようになった現代は、もはや、「お腹が空いてないのに食べる」ことのほうが「悪いこと」になり、「お腹がいっぱいになったら、食べられるものでも捨てちゃう」ように教えたほうがいいのかしら? 特に韓国は、外食しても、親戚の家に行っても、1回の食事の量が半端ではない。 外食に、日本のようにカロリー表示がされてないので判断できないのだが、あれは相当なカロリーだろうと思う。 実際、 『食卓に2回出しても、残っちゃったおかず』 『子どもがちょっとかじって食べなかったビスケット』 『美味しそうに見えて買ったけど、あまり美味しくなくて、家族の誰も食べないもの』 をどうする??? と聞いて、 「そんなの、捨てちゃう!」 というような人は、大体スリムな人で、 「もったいないから私が食べる」 「とりあえず、とっておく」 と答えるような人は、大体、はんらみたいな体格をしている。 統計でも、今の韓国では、富裕層のほうがスリムで、貧乏な人ほど太っているという結果が出ている。 「もったいない」 ととっておく人が、太りやすいようである。 韓国の学校では、今も「アナパタ運動」ということを教えていて、これは アッキョ スダ(物を節約して使う) ナヌォ スダ (物を分け合って使う) パックォ スダ(物を取り替えあって使う) タシ スダ (まだ使える物は再利用) の頭文字を取ったもので、物を簡単に捨てないで大切に、ということなのだが、実際には、 「これはまだ使えるから」 などと言ってあれこれ取っておく主婦の家は、ほとんどがごちゃごちゃしていて汚い。(例:はんら邸) そういうことを考えると、次世代を生きるコーちゃん、よしくんたちには、 「物を大切に。むやみに捨てるな。」 と教えたらいいのか、 「物も食べ物も溜め込むな。」 と教えたほうがいいのか、よくわからなくなってきた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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