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テーマ:エッセー好き。(8)
カテゴリ:読書 Reading
2017.9.23.追記
死からの生還、読み終わりました。少し難しい箇所も有りましたが軽く読み流して、総じて面白かったです。「従姉妹の死」が特に良かったです。女性のライバル心がうまく描けていたと思います。病気を経験されてから作風ががらりと変わったようで、文春の掲載の終了やTV番組の交番、体調の問題等、いろいろショックなことが重なったにも関わらず前向きに生きているところが共感できました。10年前もよかったですが、サイボーグのようなというか急進的過ぎてたまについていけないこともありましたが、今のほうが人間的で血が通った感じで親しみがもてます。これからもがんばって欲しいと思います。 中村うさぎ公式サイト 10年以上前に箱根の温泉リゾートホテル(豪華なのでなくてビジネスホテルチェーン系のやつ)に行った際、部屋のベッドに2冊の本が備え付けてあって、その1冊がなぜか中村うさぎさんのエッセーでした。もう一冊は忘れましたが、確か聖書とかじゃなかったと思います。たまに週刊文春のエッセーで読んで知ってましたが、まとめて本で読むと面白くファンになり、家に帰ってから、ショッピングの女王とか5冊くらい買って読んでました。文体がリズミカルで、直球勝負でストレートに自分の本心、本能をさらけ出すところが好きでした。 今回「アマゾンKindle Unlimited 読み放題」に結構中村さんの本が結構あるのに気付き、「死からの生還」を今、1/4読んでるところです。以前の臨死体験は突然TVを切ったみたいにブラックアウトしたそうで、光やお花畑はみえなかったそうです。私もそんな気がしますがどうなんでしょうか。 70歳の女性と60歳の男性の恋の話を描いた岸恵子さんの小説「わりなき恋」の紹介など結構楽しんでます。以前より文章が哲学的になった気がします。50代以上だと共感できる箇所の多い本だと思います。 死からの生還【電子書籍】[ 中村うさぎ ] わりなき恋 (幻冬舎文庫) [ 岸恵子 ] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.09.23 06:28:49
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