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秋に咲くヒマワリ・・なのかもね。

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2022.10.17
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二人の若者の結婚を機に両家顔合わせで会った2つの家族が、その5日後の東日本大震災で大きく運命が変わります。花婿のほうの家族は漁師で海辺に住み、花婿はじめ多くの家族や家を失い、一家崩壊になりますが、花嫁家族はサラリーマンで高台に住み何も失いません。この二つの家族のふれあいを描くことで、東日本大震災にとどまらず、極限状況下の人間の弱さや、本当に欲するものとは何かを考えさせることによって、人間の本質を見事に描いた作品で、おすすめの作品です。ちょっと辛口な中にも、山田太一さんの優しさがにじみ出る作品です。

東日本大震災をモチーフにしたフィクションとありますが、きっとどなたかこれに似た体験をされたように思います。たまたま知り合った人から、以前この種類の経験をされた話を聞いたことがあり、リアリティさを余計感じました。



■参考リンク
Wikipedia:時は立ちどまらない
『時は立ちどまらない』(ときはたちどまらない)は、2014年(平成26年)2月22日(土曜)の21:00 - 23:06[1](JST)にテレビ朝日系列で放送されたスペシャルドラマ。テレビ朝日開局55周年記念ドラマ。視聴率14.7%(関東地区・ビデオリサーチ調べ)[2]。
あらすじ
東北のとある海沿いの街に住む2つの家族。高台の家に住む西郷家と、漁師の家である浜口家。浜口家の長男・修一と西郷家の長女・千晶の結婚で一緒になるはずの2組の家族を東日本大震災の津波が襲った。西郷家は被害を免れ、浜口家は津波で家と家族を失う。2組の家族の運命の歯車が大きく狂い始める。

テレビドラマデータベース:時は立ちどまらない(新聞ラテ欄表記…「時は立ちどまらない~山田太一が贈る家族愛の物語~結婚式直前津波が奪った夫婦、親子…運命を分けた両家 あの3・11から3年!「生きる」涙と感動の結末!!」)(誤り…時は立ち止まらない)
第69回文化庁芸術祭大賞受賞作品。第40回放送文化基金賞番組部門・テレビドラマ番組最優秀賞受賞作品。第51回ギャラクシー優秀賞受賞作品。「放送人グランプリ 2014」グランプリ受賞作品。第19回アジア・テレビ賞(ATA)単発ドラマ・テレビ映画番組部門最優秀賞受賞作品(同時にテレビ朝日が同賞の地上波放送局奨励賞を受賞)。平成26年日本民間放送連盟賞番組部門・テレビドラマ番組優秀賞受賞作品。東京ドラマアウォード2014単発ドラマ部門作品賞グランプリ受賞作品。「MIPCOM BUYERS'AWARD for Japanese Drama」グランプリ受賞作品。第23回橋田賞受賞作品。「東北の海沿いの街で生まれ育った西郷良介(中井貴一)は地元の信用金庫の支店長となり、妻の麻子(樋口可南子)、母・奈美(吉行和子)、市役所に勤務するひとり娘・千晶(黒木メイサ)と共に、海を見下ろす小高い丘にささやかな家を建て、平凡な生活を送っていた。ある休日、良介たちは千晶の恋人・浜口修一(渡辺大)の自宅に、初めての両家顔合わせに向かった。浜口家は代々漁師で、修一の父・克己(柳葉敏郎)、母・正代(岸本加世子)、祖父・吉也(橋爪功)、祖母・いく(倍賞美津子)、弟の光彦(神木隆之介)の6人家族…。千晶は将来、政界で活躍する夢を抱いており、良介と麻子は娘が漁師の家に嫁ぐことに複雑な想いを抱いていたが、それはまた浜口家の面々も同じだった。だが、2人の結婚への意思は固く、両家はそれぞれ子どもたちの結婚を認めることに。そして、この宴席で、良介と克己は互いに、中学の同級生だったことに気づく…。しかし、それから5日後の2011年3月11日、東日本を襲った地震と津波が、2つの家族の運命を大きく変えてしまう。浜口家は、正代、いく、修一が津波に襲われ、他界。自宅も船も失った。一方の西郷家は高台にあったため被害をまぬがれ、全員無事だった。市役所勤めの千晶は、婚約者を失った悲しみを感じる隙もないほど仕事に追われる。良介や麻子は浜口家の力になりたいと考え、うちに泊まってくれと申し出る。だが、西郷家を訪れた克己、吉也、光彦は何を思ったか、その晩、大暴れして…!?【この項、番組広報資料より引用】」


Taichi Yamada, Scriptwriter
松竹の助監督を経て、昭和40年代から脚本家としてテレビドラマに関わってきた経験や自信のドラマ論について語った。「マイナスを遠ざけ、忌避しようとする現代社会にあって、マイナス部分を書き入れた人間を描くことこそテレビドラマの役割だと思う」と。
司会 川戸惠子 日本記者クラブ企画委員(TBSテレビシニアコメンテーター)
日本記者クラブのページ
http://www.jnpc.or.jp/activities/news...
会見詳録
http://www.jnpc.or.jp/files/2014/11/0...
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記者による会見リポート(日本記者クラブ会報12月号に掲載)
鋭い洞察力で社会の「マイナス」に分け入る
東日本大震災後、NHKや民放で多くのドキュメンタリーが作られたが、震災を題材にしたドラマは極めて少ない。2月にテレビ朝日で放送された山田太一さんの「時は立ちどまらない」はその1つだ。被災地でも、津波で肉親や家を失った人と被災を免れた人では、打撃の大きさや心の傷が異なる。2つの家族で交錯する複雑な思いを浮き彫りにした。
「被災者は自分のせいじゃないのに、誰にも『ありがとう、ありがとう』と言わなければならない無念さを抱えている。家族が助かった人にしても、どこかに後ろめたさがある。ドキュメンタリーはそういうマイナスの部分に立ち入れず、ドラマこそが描くべき領域と思いましてね」
山田さんの話は、松竹の助監督時代、テレビの世界に転じたいきさつを経て、「マイナス」という言葉がキーワードになった。核家族の崩壊と再出発を描いた代表作の「岸辺のアルバム」も、「戦後社会の澱(おり)のようなものが一家族にたまっている」とのモチーフから作られたという。
ごく普通の人間や家族を通して、社会の現実や時代の空気をリアルに描いてきた。穏やかな語り口で、時にユーモアを交じえながらも、現代への洞察力は相変わらず鋭い。
「僕より上の世代は軍隊を経験し、人には言えない闇を心の中に閉じ込めた。戦後の混乱期にも多くのマイナスがあった。いまも別のマイナスがたくさんあるのに、みんなが見ないようにしている。いまの若い人は優しいと言われるが、何となく孤立しているとか、頑張りたくても頑張れないという悩みがある。そこに分け入るのがドラマの役割じゃないか」
会場からは、政治への関心など幅広い質問が飛び出した。松竹時代に仕えた木下恵介監督への評価を聞かれると、「悪いところもいいと言う義理はないが、口にしないくらいの義理はありますよね」と笑わせた。
読売新聞出身
鈴木 嘉一





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Last updated  2022.10.19 00:04:15
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