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カテゴリ:福島・宮城の地元ネタ
昨日の続きになるのですが、大崎市旧岩出山町の放射線量を計測した方のブログによると、旧岩出山町の放射線量は同じ大崎市の旧古川市や旧三本木町の20~30倍、スポットによっては100倍超だったとのこと。仮に旧古川市で毎時0.1マイクロシーベルトであったならば旧岩出山町では最低でも毎時2~3マイクロシーベルトということになりますから、相当な高数値と言っていいでしょう。
この放射性物質はどのような経路を辿って来たのか? 少なくとも現在の宮城県内においては毎時1マイクロシーベルト超の地域すら存在しないので全く手がかりが掴めないのが現状ですが、原発事故直後のニュースを拾ってみると、3月13日の未明に女川原発で毎時21マイクロシーベルトを記録したという記事を発見。この数値は前日の12日夕方に福島第一原発1号機の原子炉建屋で発生した水蒸気爆発の影響と思われ、同日21時には南相馬市でやはり毎時21マイクロシーベルトを記録していることを考えると、放射性物質は原発⇒南相馬市⇒仙台湾⇒女川原発というルートを辿って行ったようです。 問題は、その後放射性物質はどこへ消えたのか? ということ。13日の午前中に南東方向からの風が吹いていれば旧岩出山町方面に到達するという話は十分あり得るのですが、女川原発に近い石巻市の当日の気象データはというと、津波の被害が甚大過ぎて計測どころではない! と言わんばかりの状況で、ものの見事に数値が空白。推察のしようがないのです。 だからこそ、宮城県北部の各市町には今からでも放射線量をきちんと計測して欲しいと思うのですが… 地震や津波の影響で放射性物質が飛散した当日に何も手を打てなかったのは致し方ない部分があるけれども、あの時どのぐらい被曝した可能性があるかどうかを公表する責務が行政に求められているのではないかと、強く思います。 ゼンリン地図ソフト デジタウン 大崎市3(岩出山・玉造) 発行年月201011 04215CZ0A お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.06.19 01:55:41
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