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カテゴリ:旅行
「御屋敷の庭」、「苗の庭」、「茶の庭」と回った後、「流れの平庭」から「夏木の庭」に入り、藤棚の横の小川から「松の庭」方向へ向いた場所、ここの「いろはもみじ」のトンネルが一番色鮮やかで、美しかった。 毎年、冬を迎えるまでの寒暖の差で、紅葉の美しさも違ってくるらしいが、どこに行っても「凛とした葉先」を持ったままで、緑色から明るい朱色にだんだんと変わってゆく様を見せる「いろはもみじ」は、私の心を楽しませ、子供のように笑わせてくれるから、大好きなのである。 (近年になって、私の美的感覚が変わったのです。 数年前までは、こんな事を言っている人を鼻で笑っていました。苦笑) 勿論、その後に回る「花の庭」、筑地を越えて、「築山池泉の庭」や「竹の庭」もそれぞれ風情があり、本当に、四季を通じて楽しめるのではないかと期待させる。 機会があれば、次は、雪が降った朝一番で来たいなーとか、春の桜やツツジ、皐月の満開も見たいなーとか、その時の状況を想像しながら、一人ワクワクしていた。(笑) この「しだれ紅葉」も相当立派なものなのです。(ちょっと霞んでくる?) 池に反射した紅葉や風景も、私の撮影パターンの常道になってきた。(笑) ちょっと写真を褒められると、すぐに図に乗るのも私の癖である。 (やっぱり、人間は、褒めながら育てた方が良いのかもしれない。) これだけの庭園があれば、京都の三千院(最近、各TV局が特集をしている)や東福寺の人混みの中に行かなくても良いのではないかとも思わせます。 外国にも、素晴らしい自然が沢山あり、スイスのマッターホルンや春先のアルプスのお花畑、アラスカや南アメリカ最南端のマゼラン海峡の氷河等々、感激するし、訪れてみたいとも思う。 しかし、それらの自然美とは少し違う、日本の庭園は、人間が意識し、計算し、造った造形美であり、それを構成する草花樹木や建築物があり、又、それを維持する努力の美しさだと思うのです。 (これらは、造り維持するのに想像を絶する多くの労力と費用がかかっているが、それだけの恩恵を私達にもたらしてくれる。大事に育て、後世に伝えてゆきたいものである。) こんな日本に生まれ、日本人として居ることを誇りに思い、そして、幸せに思うこの頃なのです。 今回この庭園を回りながら気が付いた事ですが、私より遙かに歳を重ねておられる熟年者のカメラ所持者が多くなったと感じた。 それも、デジタル一眼レフの高級機を持った人が多く、男女の比率でも、女性の方が多いように思う。(ここでも、女性上位か??) デジタルカメラを持つ事は、パソコンで写真の編集や整理もしているのだろうから、熟年者もまだまだやれると頼もしくなる。(笑) 若者達よ! 感性を磨け、好奇心を持て、努力を怠るな、美意識を育てなさい! (熟年者に負けないように! 私も自覚し、更に精進します。笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.03.01 08:13:05
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