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2014.08.23
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カテゴリ:災害・防災
関東大震災(1923年9月1日)の東京の被害状況を記録した映像について、東京理科大などのチームは22日、不明だった490場面の撮影場所を特定したと発表した。
当時の避難状況や火災の広がり方を検証できる資料として注目される。

分析したのは、東京国立近代美術館フィルムセンターなどが所蔵し、現在の東京23区に相当する地域を撮影した11本のうち767場面(約3時間20分)。
いずれも、撮影場所の住所や時刻がないか、記録が不正確とみられている映像だった。

辻本誠・東京理科大教授(火災安全工学)らは、映っている建物や看板、道路などを、同時代の絵はがきなどと比較。火災発生の有無、炎や煙の傾きなどからカメラの位置や撮影時刻を検討した。

例えば、人々が画面中央に向かって避難する映像では、煙の先に見え隠れする建物の特徴と、当時の絵はがきの建物が同じだったことから、吾妻橋の西岸(台東区)から北西側の浅草広小路(現在の雷門通り)を撮影したと判明。
また、火災の広がりを記録した地図と照合し、撮影時刻は23年9月1日午後3〜10時の間と分かった。

さらに、日時・場所が特定されたことから、撮影から数時間後に焼失した場所で、人々が避難せずに遠くの火災を眺めていたケースが複数確認された。
チームの西田幸夫・埼玉大特任准教授(都市防災)は「大規模な災害では他地域の状況が分からないことが多い。情報なしでも対応できるよう、日ごろから広域避難場所を確認しておくなど、現在に通じる教訓が得られる」と話す。

(毎日新聞より)
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これが大変な作業であることは想像に難くない。

映像は写真以上に「動き」や「空気感」のようなものが伝わりやすく、今後人々の様子などこれまで以上の詳細な状況解明への大きな手掛かりになりそう。

煙がある状態で建物や街並を絵葉書のそれと比較することはもちろん、炎や煙の傾きなどからカメラの位置や撮影時刻を推定したのは凄い。
「撮影から数時間後に焼失した場所で、人々が避難せずに遠くの火災を眺めていたケースが複数確認された」のも重要な事実。

避難していないのは以前から指摘されているように風向きが変わって一度治まりかけた火災が再び延焼して被害が拡大したことを示すものかもしれないし、正常性バイアスによるものなのかもしれない。
この辺りは今後他の史料との照合がされていけば分かってくるだろう。

そのあたりが解明されれば、西田准教授が言うように現代にも通じる教訓として考えることもできそう。





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Last updated  2014.08.23 00:35:15
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