E180F 三結 単管シングルアンプ バラックでの特性確認
今回のヘッドフォンアンプには、オリエントコアのKA-5730Sを奢る予定なので、このOPTにE180Fを三結にしてバラックセットを組み、電気的特性をチェックしてみます。ウクライナから輸入した6S3P-EVのマッチド・ペアを作るために組んだバラックを、一部配線変更してE180F 三結シングルへ。OPTの16Ωタップから特性をチェックしました。回路条件は以下のとおりです。Ep=150VEg=-2.0VIp=10mARl=7kΩ利得:1.4倍f特:25~55kHz(-3dB,62.5mW)最大出力:330mW(1kHz,THD=5%)裸特性は素直ですね。若干低域が弱いものの、これだけでもオーディオユースに十分そう。そこで利得が1.0倍になるよう、3dBほどの負帰還を掛けてみました。利得:1.0倍f特:15~75kHz(-3dB,62.5mW)最大出力:380mW(1kHz,THD=5%)単管でこの特性は凄いですね!100kHz以上での周波数のアバレもありません。このOPTは素直な特性ですね。オリエントコアだけあって、高域の伸びは素晴らしい!低域をもっと伸ばすには、1次インダクタンスの大きいOPTにするしかないのですが、ある程度の妥協は必要です。ISOのFE-12Sクラスなら低域はもっと伸びるでしょう。低音を聴くんじゃなくて音楽を聴くので、OPTはKA-5730Sで行きます。次回は電源の規模など、もう少し全体像を詰めてみます。