6N23P真空管プリアンプ カップリングコンデンサをパラっての音質評価結果
音量調整ボリュームをALPSのRK27にバージョンアップさせた、6N23P 真空管式プリアンプ。音色にもう少し深みというか味わいが欲しいので、カップリングコンデンサをいじってみることにした。カップリングコンデンサであるPARC AudioのDCP-FC003に、別のタイプのフィルムコンデンサをパラってみることにするのである。コンデンサは十分エージング済みの、0.1~0.22uF。先ずは、ASC X363 0.1uF 400V。PARC AudioもポリプロピレンでASCもポリプロピレン、透明度など申し分ないのだが、曲によっては高域が刺さる・・・かな?微妙なラインで難しいところ。2番手は、ヴィンテージのポリカーボネート、ERO MKC1860 0.22uF 100V。滑らかさが加わり、音楽の実在感も増した感じ。好ましいのだが、残念なことに手持ちが少なく量産化はできず。3番手は、これまたヴィンテージのERO MKT1813 0.22uF 160V。現行品は黄色い姿だが、ヴィンテージ品は緑色。音は厚みがしっかり、濃厚で低域が豊かで曲によってはややしつこいかな。キャッチーな音質で悪くないのだが、人によっては好き嫌いが出るかも。4番手は、デル・リトモのオイルコンデンサであるBlack Candy。0.1uF 630Vで、ビタミンQ配合の今や貴重な現行品。これは3番手までと違い、音のバランスがニュートラルで滑らか、分解能も申し分なく長時間の試聴でも心地よい響きを満喫。プリアンプとしての完成度が高いと感じた。最後は、東一のオイルコン 0.22uF 1000V。これもビタミンQ配合だったかな。残念なのはディスコンで入手できず、しかもめちゃデカくて入らない。プリアンプを立て、コンデンサがはみ出した状態で試聴した。これは素晴らしいの一言!音楽の充実度、密度、分解能、空気感などが群を抜いている。日本がバブルに沸いていた頃のコンデンサだから、素材に贅沢なの使用して、作りも手の込んだものだったんだろうな。バブル期のオーディオ製品は素晴らしいと聞いていたが。現行品で評価の高いのは、デル・リトモのオイルコン。早速アキバで新品を入手するとしよう!!尚、6N23P 真空管式プリアンプはキャンペーン価格となっておりますが、音量ボリュームをALPS製RK27に交換したこと、カップリングコンデンサにビタミンQオイルコンデンサを付加としましたので、正規の価格に戻させて頂きます。¥32,800- →¥34,800-となります。後ほど拙ラクマショップ、Bacchus Antiquesに最新版をup致します。