テーマ:野菜を育てる(2326)
カテゴリ:コラム
サツマイモといえば鹿児島県 その鹿児島県でさつまいもの苗をなんと45種類も販売(販売できなかったものを加えると49種)している会社をみつけました。 紫が目にいいとか、効用とは関係なく、色が違う野菜というものには、必要以上に反応する私紫芋など加工用で美味しくないと聞いていても、取り寄せて育てていたのですが。 加工する以前に出来ない(笑)このあたりはサツマイモに合わないとか?? それが去年、さつまいもにいいといわれる肥料を隣の県でみつけて、使ってみたらちゃんと収穫できたので、今年はもっといろいろな種類を作ってみたいと思っていたところ、グットタイミングの出逢いでした。 鹿児島では100年以上まえから、この紫いもが畑の隅っこで作られていて、おばあちゃん達があんこにして綺麗な色を生かし貧しい食卓を飾っていたとか。 絶えることなくそれを引き継いできたのは、そんなおばあちゃん達の力だそうです。 そのお陰で、いまでは流行になってきていますが、またそれも去るでしょう。 ツルを採って続けていくということの大切さをムラサキ芋は語っているのかもしれません。 イギリスで確か赤い花の咲くソラマメを探して保存するチームがあると、だいぶ前に何かで読みました。 今のソラマメのほうが収穫も多く知らないあだにみかけなくなった赤い花のソラマメ。 今の優秀なソラマメがこの先どんな新しい病気で駄目になるか解らないので、赤い花のソラマメの種を保存しておく必要があるとか。 それが原種なのかどうかわかりませんが、自然にあった原種はやはり神様が人間に与えてくれたものなのでしょう。 それを人は自分達の利益のために改良しバイオの力で様々な変異を人間に都合よく出している。 日本ではじゃがいもは白か黄色と決まっていた10年ほど前にも、アメリカのカタログには様々な色のじゃがいもが並んでいて、ずっとそれらのじゃがいもを食べてみたい、作ってみたいと思っていました。 色変わりにも原種という言葉にも敏感な私を満足させてくれる会社が少しずつ増えているようです。 この会社の会長さんのお言葉の最後には『自然食品色素の根幹の一つとして...歴代のおばあちゃん達に深く頭を下げます。』とありました。 いいですねえ・・・こういう会社。 緑のナス、インドのものですが、毎年作っていますが、そんなナスはナスじゃあない!地元のおじいちゃんおばあちゃんは皆そう言い放ちます。 常識的な色以外は認めないその体質は、野菜に限らず人生のすべてに当てはまることなのだろうと思ってみています。 小学校で色変わりのものを畑で3年栽培し、子供達に見せてきましたが、それをよしと思って引き接いでいる教員は皆無食育などという言葉がこれだけあちこちで言われている世の中で、教員が食育は愚か、食に鈍感なのもまた、農業地域であるこの地の実態なのでしょう。 ナスはナスか、長ナスかベイナストマトは大玉か、ミニかフルーツトマトかモモ太朗?ジャガイモは男爵(煮込み料理などしないのでメークインは人気なし)サツマイモは紅東か金時他を知ろうとしない人たちが農業に従事者の多くを占めているのは悲しいことです。 情報操作という言葉がありますが、まさに生産も操作され消費者の人たちは自分達の食を選ぶすべを知ろうとしない・・・作り手だけではなく、買って食べる側にももちろん問題があるのですが。 売れる売れない、ここに合う合わない、美味しい美味しくない?そんなことは二の次として、育てたことのないものを育ててみたいし食べてみたいし何にあうか料理の工夫もしていみたい私です。 さつまいもの苗10種類選びました今日鹿児島から届きます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
人類の発展もまた、ひとびとの好奇心からなされてきたことを思うと、昨日と同じ、他人と同じと言うことだけに安住している(それが安住かどうかも危ういですが)というのは、未来に繋がらないのではと思います。
過去を知り、その又過去(祖先とか原種もふくめて)を知りたいという気持ちが新たな発見や発展に繋がり、豊かな暮らしを作る源だとわたしも思います。 なんてったって、元気の元は好奇心だと信じて疑わないHANA魔女ではあります。 (June 3, 2007 11:48:53 AM)
こんなお話を読むたびに,畑が欲しいとおもってしまいます。こちらにも,きっと他の地域では見られない野菜がチラホラ。今は,太いきゅうり。酢の物,煮物に絶品です。アゴ出汁で煮含め,餡かけ状態でいただくのが美味しいです。でも,若い人たちは食べないのでは・・・。こちらには,五郎島サツマイモというのがあります。今では,県外に出荷されているかもしれません。土地にあった野菜があるはずで,それを収穫量だけで,甘さだけで作付けをしなければならない農業のあり方に疑問ですが,農家の方たちは売れないものを作れないでしょうね。やはり,その食べ物にあった調理の仕方を知るべきなんでしょうね。
私も育てたことのないものをいっぱいつくってみたーい。今年はなすときゅうり,初めての品種に挑戦してます。どちらもとても大きくなりました。トマトは蕾が出ています。 (June 3, 2007 03:05:47 PM)
さつまいもの苗ってそんなに種類が多いのですね!
収穫が楽しみです。 紫芋は大好き!近所の八百屋さんで紫芋の焼き芋売っているけどいつもお客さんが並んで買っているのですよ^^ (June 3, 2007 05:23:17 PM)
どんなさつまいもが収穫できるのでしょう?
むらさきのさつまいものあんこが入ったパイが好きなんです(確か沖縄のもの) そして、じゃがいもは、アンデスが好きです。きっとお味噌に入れるとおいしいでしょう。 アメリカではりんごも小さくてすっぱかったけれど、土地の味としておいしかったです。近くのJAでは、新しい種類の野菜がどんどん並んでいます。いつもそこへ行くと、本で見たことのあるだけだった野菜が並んでいるのです。 探究心、大事にしたいですね。 (June 3, 2007 05:37:43 PM)
前の日の日記のシャドークイーン、すごい!!!!興味をそそられる色。
黒い野菜、黒い花、大好きなんです。 今は、バジルのブラックオパールを種から育てています。 (June 3, 2007 05:39:49 PM)
実家のある田舎が、なると金時の産地がすぐ近くなので、「さつまいもといえば実家付近」な感じです。いもからも増えるので、うちも庭に実家からの芋うえてみようかな。
さつまいもは砂地が好きですよね。 なると金時の畑は、さらさらの砂地の畑に植えられています。 私も庭に野菜は、放任主義で、ほったらかしていますが、去年はミニトマトが豊作でした。 今年も苗を買ったのですが、去年のこぼれ種からミニトマトの芽が5本くらい出ています。 (June 4, 2007 08:56:22 PM) |
|