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2022.06.15
テーマ：ＴＶで観た映画(3799)
カテゴリ：映画 シ
あらすじ 第二次世界大戦下のドイツ。１０歳の少年ジョジョは、空想上の友達 であるアドルフ・ヒトラーの助けを借りて、立派な兵士になろうと奮 闘していた。しかし、心優しい彼は訓練でウサギを殺すことができず 、“ジョジョ・ラビット”という不名誉なあだ名をつけられてしまう。 解説 アカデミー賞脚色賞受賞 作品・助演女優（スカーレット・ヨハンソン）・ 編集・衣装デザイン・美術ノミネート ムービープラスで放送してたんで観てみた。 実写版『ＡＫＩＲＡ』の監督に内定するも、売れっ子過ぎて忙しく、 実現を遅らせている事で知られる『マイティ・ソー バトルロイヤル』  のタイカ・ワイティティの監督作品で、脚本も手掛け、、原作小説には登場しない空想のヒトラーを監督自らが演じて、戦争 映画やのに、ユーモアたっぷりの作品に仕上げている。 主演はローマン・グリフィン・デイヴィス 共演に『足跡はかき消して』のトーマシン・マッケンジー 『ザ・ハッスル』のレベル・ウィルソン 『グッド・ボーイズ』  のスティーブン・マーチャント『ブーリン家の姉妹』  のアルフィー・アレン『ホーム・スイート・ホーム・アローン』のアーチー・イェーツ 『ギャラクシー・クエスト』のサム・ロックウェル 『ヘイル、シーザー!』のスカーレット・ヨハンソン 音楽は『レミーのおいしいレストラン』のマイケル・ジアッチーノ 撮影は『ザ・マスター』のミハイ・マライメア・Jr。  ネタバレ感想 マウスでクリックしながら、なぞってみて下さい。 オープニングのドイツ語のビートルズ「抱きしめたい」は、掴みとし てもええし、ヒトラーは当時のアイドルって意図も伝わりやすいな。 魚と交尾したとか、頭にツノがあるとか、ユダヤ人に対する間違った 教育によって、両親とは真逆のナチ信者になったジョジョ。 屋根裏に匿われていたエルサとの出会いによって、腹の中に蝶がいる 恋を知ったのと同時に、ユダヤ人も同じ人間だと気付き、ジョジョは 変わるけど、差別ってのは大体、無知から起こる事が多いもんな。 スカヨハの綺麗な顔やスタイル抜群の体より、やたら靴ばっか映して 、最初はダンスは別の人が踊ってんのかと思うも、こんだけ繰り返す んは伏線なんやろとは気付いたが、ユーモラスなハイルヒトラーの応 酬で緩和しつつも、緊迫したゲシュタポ訪問で、エルサが難を逃れて 一安心した矢先に、ジョジョの目の前の吊るされた見せしめの死体に は見慣れた靴が、スカヨハの顔を映す事なく、一瞬で状況が把握でき る見事な演出やったな。 靴を使った演出では、靴紐を結ぶ行為も上手く使われていて、母親に 靴紐を結んでもらう未熟な少年ジョジョが、死んだ母の靴紐を結び、 最後は姉エルサの靴紐を結ぶんは、成長を感じさせたし、愛情表現の 象徴として上手く機能してた。 ジョジョの死んだ姉インゲになりすましたエルサが、生年月日を間違 えたのを見逃してくれたクレンツェンドルフ大尉は、子供に自爆テロ させるデブ女や他の軍人とは違って、盲目的にヒトラーを信じてなく 、ドイツが負ける事も悟っていたんもあるし、ゲイを隠してるから、 虐げられる人に共感できたんやろうな。 デブ女が余計な事したせいで、窮地に陥ったジョジョを、軍服を脱が せて逃がした大尉は死んでしまうが、ジョジョ、エルサ、ヨーキー、 子供の主要キャラが全員生き残ったんは、ハリウッド映画らしい甘っ ちょろいラストやとも思ったけど、ハッピーエンド最高や（笑） 最後までドイツを味方したんが、アーリア人とは程遠い日本人ってい う皮肉とか、戦争映画って事で重苦しくなりそうな所を、要所要所で 笑いを取るヨーキーは良いキャラやったな。 父親は国外で、やるべき事をしている母親も、あまり家におらんし、 友達はヨーキーだけのジョジョにとって、空想のヒトラーに助けられ る事も多かったけど、エルサとの交流で、次第に邪魔な存在に変わり 、最後は実在するエルサを選び、空想のヒトラーを蹴り落とす。 そら、チョビ髭よりも、可愛い女の子の方がええわな（笑） 基本的に嘘ばっかり言ってるジョジョは、最後もエルサと離れるのが 嫌で、ドイツが勝ったと嘘をついてビンタされるが、自由になったの で仲良くダンスを踊りましたとさ、めでたしめでたし。 恋敵の婚約者は既に死んでいたし、成長すれば年齢差も気にならんと は思うけど、実らへんのが初恋やし、幼馴染は負けフラグやから、弟 止まりで終わりそうかな（笑） でも、あの２人の家族としての絆は、一生続いていくんやろうね。 お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
Last updated
2022.06.15 12:46:49
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