『東京家族』’13・日
あらすじ瀬戸内海の小島で暮らす平山周吉と妻のとみこは子供たちに会うために東京へやってきた・・・。解説小津安二郎の『東京物語』のリメイク出演は『お日柄もよく ご愁傷様』の橋爪功 『大安に仏滅!?』の吉行和子 『ラヂオの時間』の西村雅彦 『歩いても 歩いても』の夏川結衣 『ふたり』の中嶋朋子『ウォーターボーイズ』の妻夫木聡 『おとうと』の蒼井優 『母べえ』の小林稔侍 『男はつらいよ 寅次郎の青春』の風吹ジュン 『ノーボーイズ,ノークライ』の丸山歩夢 『パーク アンド ラブホテル』の荒川ちか 茅島成美、柴田龍一郎、林家正蔵。監督・脚本は『息子』の山田洋次 脚本は『武士の一分』の平松恵美子 撮影は『京都太秦物語』の近森眞史 音楽は『ふたり』の久石譲。 『東京家族』公式サイトネタバレ感想マウスでクリックしながら、なぞって下さい。こぶ平の、どーもすいませんは、狙ってるよな?(笑)「山田洋次監督が選んだ日本の名作100本」って番組で紹介された映画の出演者が多いな。市川崑の次は、小津安二郎の焼き直しやけどやっぱり、再評価されることを願ってかな?それとも、新しいネタが浮かばんから?(笑)小津安二郎はローアングルの固定カメラで切り返しが持ち味って、知識だけはあるから映像的に意識してるんは、何となく分かったが恥ずかしながら、名作『東京物語』は観てへん(^_^;ただ、筋を知らんおかげか、もう動かない母に紀子のことを応援するって言ったのに駄目だと昌次が泣き喚く場面で、素直に泣く事が出来た。あの母親は、めっちゃエエ感じに描かれてて、多分死んだんが父親やったら、泣けんかったな(笑)ただ、あの感じの悪い父親だけに、正直者の紀子に形見の時計を渡すとこは、うるっときてもうた。紀子を演じた蒼井優が、まるで昔の女優みたいに見えた時は、凄いとも感じたけど、現代設定やのにあの古臭い台詞回しは、不自然すぎるやん(^_^;そんなに親しくもない目上の人間相手に、タメ口っぽく話すし、あまりにもリアリティに欠けるやろ。居酒屋で、やなもん見たって怒って客が帰るとこも2人は、そこまで酔ってへんから、不自然やったな。血の繋がった家族より、息子の嫁が優しかった『東京物語』に比べれば、実の子供達を悪くは描いてないみたいで、そこは山田洋次監督の特徴みたいなんが出てる感じやね。『東京物語』では、次男が戦死してるらしいが今の日本では、その設定は無理あるから、次男は定職に就かない若者という現代風アレンジ。他にも今ならではの変更点が、迷惑な中国人客カーナビ、そして何と言っても、東日本大震災で昌次と紀子はボランティアで出会い、周吉の旧友の奥さんの実家が岩手やったり。次男が生きてる代わりに、同居してる次女が削除され周吉は一人暮らし、他人に世話になる事になったけどユキちゃんはエエ子やったけど、いつまでも島におらんやろうし、年寄りばかりになるんやろな(^_^;