NHKスペシャル「中国文明の謎」シリーズの続きです。
3回シリーズのうち、最終の今回は「始皇帝の野望」がテーマであり興味深いが・・・・臍が曲がった大使はどうしても「奢る中華も久しからず」という見方になるのです(笑)・・・・
先ず番組HPを覗いてみましょう。
中国文明の謎:第3集より
始皇帝
紀元前770年に始まる春秋戦国時代は、群雄が割拠した激しい戦乱の時代だった。
その戦乱を終わらせ、今の「中国」の原型を築いたのが「秦」の始皇帝である。
最近の研究で、「秦」はさまざまな勢力を支配するにあたって、
「夏」王朝の権威を巧みに利用していたことがわかってきた。
「中華(=夏)」という思想がどのように誕生したのかを探っていく。
|
この番組を見ながらツイッターでメモしたのです。
(ビデオ録画すればいいのだが、ビデオ付きテレビは嫁さんがほぼ独占しているので、ツイッターでメモするしかないのです)
1:21時からNHKスペシャル「中国文明の謎」第3集がはじまるでぇ・・・・ 奢る中華も久しからずということか。(コレ コレ)
2:毎朝、日の出に合わせて国旗掲揚、それを見る数万の群衆・・・・
中華とは何なのか?
兵馬俑が語る・・・中華の謎・・・・5色に彩色されていた2000年前の兵馬俑
5族を平定した始皇帝の中華帝国とは?・・・今回のイントロである。
3:夏王朝の謎の儀式
発掘された封泥が極廟(都の中心)の存在を示した。
皇帝という称号をつくり、自らを始皇帝と称した。
中心の中華に対して、東夷、西戎、南蛮、北狄
秦発祥の地(秦〇村)に馬車が埋葬されていた。
4:西戎の覇王はたびたび中原に向かうが全滅をくりかえした。
中原の国々が抱いた危機感が中華思想を生む。
夏王朝以来の伝統の儀式で結束を深めた(牛耳る:儀式で牛耳の血を飲む)
中原の国々を正統とし、周囲を野蛮と見るのが中華思想であるが、秦は反発した。
5:秦が中原の一角を落とした・・・
楚の国民の反発が、発想の転換を促した。
占領地域を含め同化することで子供を夏子とした。
なるほど、現在の新疆、チベット占領と同じだ。
中夏が中華に変わる。
6:金印が中華の一員であり冊封国であることの証しとした。
秦の都は天体に合わせて都市計画された。極廟は北極星に重なった。
中華とは宇宙の中心とは畏れ入ったものだ。
7:1911年辛亥革命により最後の王朝が滅んだが・・・・
5族の同化をもって中華民族とする・・・毛沢東もこの思想を継承した。
始皇帝が生んだ中華という世界観は4000年の歴史を経て今も生きている。
・・・・奢る中華と言われる由縁なんでしょう。(大使談)
posted at 21:49:49
|
なるほど、秦の膨張主義が中華思想を生んだということがよく分かる内容となっていました。
これが、今も帝政を敷く中国共産党の覇権主義に繋がっているんでしょうね。
(コレコレ、その解釈はバイアスがかかっておるぞよ)
東夷の国の民として、冊封と辺境についてお勉強です。
wikipedia冊封より
冊封が行われる中国側の理由には華夷思想・王化思想が密接に関わっている。華夷思想は世界を「文明」と「非文明」に分ける文明思想である。中国を文化の高い華(=文明)であるとし、周辺部を礼を知らない夷狄(=非文明)として、峻別する思想である。これに対して王化思想はそれら夷狄が中国皇帝の徳を慕い、礼を受け入れるならば、華の一員となることが出来ると言う思想である。つまり夷狄である周辺国は冊封を受けることによって華の一員となり、その数が多いということは皇帝の徳が高い証になるのである。また実利的な理由として、その地方の安定がある。
冊封国側の理由としては、中国からの軍事的圧力を回避できること、中国の権威を背景として周辺に対して有利な地位を築けること、当時朝貢しない外国との貿易は原則認めなかった中国との貿易で莫大な利益を生むことが出来ることなどがあった。また冊封国にとっては冊封国家同士の貿易関係も密にできるという効果もあった。
|
wikipedia辛亥革命より
<チベット・モンゴル・満洲・東トルキスタンなどの辺境 >
1913年1月11日、チベット・モンゴルは相互に独立承認を行い、外部からの攻撃に対しては相互に援助しあうことなどが約された。チベットは1949年に人民解放軍の侵攻を受けるまで独立を維持した。しかし、中華民国は南モンゴルを支配下に組み込んだためソビエトの支援を受けた北モンゴルのみが独立を達成できた。1930年代に入ると満洲では満洲国が建国され、東トルキスタンでは東トルキスタン共和国が建国されるなどしたが、漢民族による国共内戦が終結し中華人民共和国が建国されると、辛亥革命後に孫文が提唱した通りに多くの周辺民族地域を中国に組み込むことに成功した。
|
NHKスペシャル「中国文明の謎」2
NHKスペシャル「中国文明の謎」1
さあ今からETV特集『東京という夢 YASUJIと杉浦日向子』や・・今晩は忙しいこっちゃ♪
その漫画は今から25年前に世に出た。
卒業アルバムに「タイムマシンがほしい」と書いた杉浦日向子