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多様性を認め子供たちの可能性を広げる習い事「いとっこクラブ」(糸島学習塾YES 前原駅前校のキッズ部門として生まれました)

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米森真一

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2011.09.12
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カテゴリ:子育てに関する本

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今日はこの本を読んでみました。

内田美智子さんという助産師の方が書かれた本です。



命に直接関わってこられた現場の方の言葉には

強いエネルギーを感じました。



その中で最も印象に残った言葉は「生まれるの反対語は何でしょうか?」

と言う質問でした。



答えは死ぬではなく「生まれてこない」なのだそうです。



生まれる前日にお腹の中の子供が動かなくなったお母さんの話がありました



死んでいるとはわかっていても生まないといけない苦しさ

元気な赤ちゃんと会えるから頑張ることが出来るのに


会えないと分かっていてとてもとても

苦しい思いをしなければならないお母さん



そしてとても辛いそのお産に立ち会う医師や助産師の方々

なんとも言えないやりきれない気持でしょう



しかし、そのような中、そのお母さんは

生まれてきた動くことのない赤ちゃんと一夜を過ごしたい

と申し出てこられたのだそうです!!



おっぱいをやったり話しかけたりと

見ている周りの方々のお気持ちもいかばかりかとご推察いたしました



生まれてくるからこそ苦しみや死も

ありますがそれさえもないのです・・・・・



命の大切さが本当に伝わってきました。



内田氏はおっしゃいます

「子供は親が育てたように育つ」と・・・・・



今までもこの言葉は良く耳にしていました

それでも個性がるとかいろいろな理由でこの言葉を受け取ることが

出来なかったのですが今日初めて受け取ることができました。



それだけ内田氏の言葉には力があったのです



赤ちゃんは目も見えないし不安で不安で仕方がないのです

だからお母さんが離れたら泣くのです



だからお母さんがだっこすれば泣き止むんです



子供が小さい時に子供が泣くのをうっとおしいなあ~

と思ったり、泣き止ませるためにお菓子を与えたりしていた

過去の行為を大いに反省させられました



「どうしてうちの子は?」

「なんでこうなったんでしょうね?」



良く耳にする言葉ですがその種をまいたのは自分たちなのでしょう



物心ついてからの教育だけではなく生まれたての

小さい時にこそ手をかけてあげたいものです



「手がかからない子供にこそ手をかけなさい」と

内田氏は書かれていますがまさにそうだと感じました。



性に関しては



「子どもとは友達感覚なの。今どこにいるかさえ知らせてくれたら

外泊されたって気にしないわ。避妊さえすれば・・・」



子供とあっけらかんに性の話をする最近の親達



今時の親子像に違和感を持っていた私ですが

この本に書いてあることは、一世代前なら当たり前だったことばかりです。



性というものは家庭では語りにくいもの

軽く扱ってはいけないものとして育ってきた自分の考えは

古いのかな?と思っていましたがそれでいいのだと安心しました。



助産師さんは生まれてくる仕事以外に

中絶や性病などの仕事にも関わっておられます



その現場の声だから説得力があるのでしょう



手作りのご飯と性との関係も興味深いものでした

やはり子育てには手間暇をかけて大事に大事に

関わっていくことが大切なのだと感じました



この本を読んで子育てのすべての責任は

親にあると確信が持てました



それによって逆に気持ちも軽くなりました



子供は変わりません



それを子供のせいにしたところで

何も話が進まないでしょう



自分の責任だと自覚することで自分を変えようと

行動できるのだと感じました



この本はお母さんお父さんになる予定の人にはもちろん

学生や私のような年配の方まで幅広く学べる本だと思います。



すらすら読める本ですので

是非手に取って欲しいと思います。






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Last updated  2011.09.17 14:29:08
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