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カテゴリ:時代劇(テレビ)
1976年に放送された時代劇がBSフジで再放送されている。
これは再放送されたときに何話か見た記憶がある。 原作は山本周五郎の短編「雨あがる」。 寺尾聰と宮崎美子で映画化された「雨あがる」と同じ原作で、第1話はそのまま「雨あがる」で映画と同じ内容。 仕官の口を求めて旅を続ける夫婦の物語なのだが、ただ登場人物は増えている。 夫婦は藤田まことと中村玉緒。 夫婦には子どもがいて、それを両親に預けて旅をしていることになっている。冷静に考えれば、幼い息子がいるなら妻は郷里に残ってもよさそうなものなのだが、夫婦で旅をすることが重要なのだ。 さらに、主人公の腕前と人柄に惚れ込んで勝手に弟子になろうとしてついてくる若侍(高岡健二)と、その若侍の後を追ってくる娘(栗田ひろみ)などが顔を出す。 夫婦は誰に対しても常に丁寧語で話し、それが人格の高さを感じさせる。 今のところ、第3話まで見たが、見ていて心が晴れ晴れとする感じがするのは、屋外ロケがほとんどで、風景が広々としていること。 この頃はまだこんな風景が残っていたのだなあ、と思う。 なお、山本周五郎には、同じ夫婦を描いた「雪の上の霜」というのもある。これも短編。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2022.04.06 10:23:40
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