「さらば浪人」が終わったら、役所広司の「晩学の一生」が始まった。
2002年にフジテレビで放送されたのだが、途中で終わってしまった不遇の時代劇。
腕が立ち、まっすぐの性格で嘘が大嫌いな主人公。浪人中で流浪の旅の途中で様々な人に出会い、必ずだまされる。とにかくだまされる。
二話までは市川崑が監督していたのは覚えていた。
その二話には浅野ゆう子がゲストで出ていたが、役所広司と浅野ゆう子といえば、山本周五郎の「
町奉行日記」を映画化した「どら平太」もこの二人だった。
話はよくできていて、屋外での撮影が多く、画面が広々としているのがいい。
また楽しみができた。