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カテゴリ:社会・政治
光市母子殺人事件の被害者である本村洋氏の発言にはいつも感服してきた。 文章にして練り上げることをせず、すらすらと正鵠を得た意見を述べられるからである。 被告にはとうとう死刑判決が出た。 差し戻し審になってからの弁護団の主張は、当初の被告の反省の色が見られない不遜な態度(ちょーすいとると・・・思うとりました)以上に、一般人にも反感を呼んだ。 死刑制度廃止は世界の潮流だそうだが、「厳罰」が犯罪抑制効果のあることは否定できない。ただ、私は死刑は宣告する検事・裁判官にとっても、執行するものにとっても極めて辛い心境をもたらすものだと考える。 「犯罪」の背景は経済的な貧しさというよりは、心の貧しさが大きな比重を占めている。 最近では、「死刑になりたいから」と殺人を犯す事件が立て続けに起きている。 冗談ではない! 「叱られることを願って悪さをする」ガキのいた時代もあるが、末世になってしまった。 人との接触で「大切なもの」を見出せなかったのか、孤独だったのか? 考えはめぐるが、解決策は見出せない。 「本村洋」で検索していたら、269,000件が現れた。 メモとして一部を抜粋しておく。 「遺族の思い」http://home.r07.itscom.net/miyazaki/bunya/shuki.html 犯罪は、誰も幸せにしません。被害者も加害者も不幸にします。 私は、犯罪被害者支援の必要性と犯罪被害の深刻さが社会へ広まり、犯罪は絶対に許されないという価値規範が社会通念として浸透することで、被害者支援だけでなく、犯罪防止へ繋がればと願って止みません。そして、犯罪被害者そのものが減少し、不幸にして犯罪に巻き込まれた方々が一日も早く犯罪被害から回復し、平穏な生活を取り戻せるような社会を実現できればと切に願っています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.04.23 03:57:56
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