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カテゴリ:テレビ・映画
【横浜市金沢区 夕照橋と野島】 「お・も・て・な・し」という言葉がオリンピック招致で、キャッチフレーズに 使われその概念、対人への仕草が見直された。 必ずしも日本だけでの概念ではないと思うが、その他「もったいない」 とか、(食事時に命を)「いただきます」という言葉があらためて重みを 持って注目されているように感じる。 シンボルとしての言葉に代表される概念はその国・民族の「文化・文明」 であり、明治期に西欧の概念を翻訳した言葉は「経世済民=経済」を はじめとして、日本が中国などに漢字として伝授貢献したものとして 誇ってもいいのではないのかしら。(中国はなにかというと後進国だった 日本に文化を教えたと、上から目線でいうが、・・・) さて、日本人の多くは無宗教と言うが、信仰宗教をもつ国の人からは そんなことを言うと「どうやって道徳規範を身につけるのか」と ビックリ、あきれかえるらしい。 もっとも神道や仏教の影響が日々の生活の中に浸みているので 無宗教とはいえないと思うが。 「いただきます」は、植物・動物の命をいただきますという 感謝・畏れの気持ちを表す言葉だそうだ。 日本では仏教の影響で極めて長い間、家畜-牛・豚などは 食べなかったが、今では○○牛だの黒豚だの「命をいただきます」 と感謝の気持ちを抱いて食べる人はどのくらいいるのだろうか。 「豚がいた教室」は学校で豚を飼育し、最後にその豚を 食べようという無宗教の日本人ではムリなことをテーマにした 傑作だった。 家畜とはいえ、豚も愛犬のように人になつく。 これを食べるとは! 動物の命をいただく。 ヒントは最近見たイスラム教を紹介する番組。 ユダヤ教もキリスト教もイスラム教もその聖地が重なって いることは知っていたが、ルーツも3宗教とも旧約聖書にあるみたい。 アブラハムが神の命令でその息子を生け贄に差し出す話は有名だが、 その寸前で神の信用を得て、代わりに羊を捧げたというお話。 これが肉食文化を持つ人たちの「いただきます」という畏れの 気持ち・概念のルーツだろう。 それにしてもイスラム教ではなぜ豚の摂食が禁じられているのだろう。 アルコール類もだめ。 ・・・・私には耐えられない。 【昨年2013.1.1のジュン】 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.01.14 22:41:26
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