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カテゴリ:言葉
<2014.1.25 平潟湾> 「天下布武」というキャッチフレーズを知ったのは、 30年ほど前のNHK大河ドラマ「国盗り物語」である。 私は岐阜に近い名古屋生まれながら、美濃のまむしと呼ばれた 斎藤道三のことは全く知らなかった。 織田信長は義理の父・斎藤道三亡き後、その拠点を岐阜と名付け 天下布武を宣言したという。 私はその意味を勝手に「人の世を武力を持って平定する」と言う ぐらいにしか解釈しなかった。 武力=暴力と考えていた。 話変わって、仙台時代。 国連ボランティア大使だった中田武仁氏の講演を拝聴した。 その長男中田厚仁氏が国連ボランティアとしてカンボジアで活動中に 殉職されたため、ビジネスマンを辞め国際ボランティア大使となられた方である。 講演の冒頭、自らの名前 武仁の「武」は、戈を止めるという 意味だと説明されたのを鮮明に覚えている。 しからば、信長の「天下布武」は、世の戈をとめるという意味である。 すなわち争いを止める。 安倍内閣になり防衛予算は数年ぶりに若干増額された。 対中国への武力増強である。戈を持って戈を防ぐ。 中韓は銅鑼をたたいて日本の「右翼化」を喧伝してくる。 冷戦時代の米ソより危惧するのは、イデオロギーではなく、 拝金志向と被害者意識の「感情」が入道雲のように沸き上がっていそうなこと。 経済援助・技術支援なぞどこ吹く風とばかりに妄言茫茫。 勢いづいたもの・調子ついたものは他人の声には耳が遠くなる。 今では耳が遠いと言うより、耳をふさいでいる状態!(首脳会談拒否) また信長の時代でも諜報戦はあっただろうが、今は情報が経済を左右している。 現代では見える「戈」と違って、見えないサイバー戦も大きな影響を及ぼす。 ネットワークを混乱させれば、電力をはじめ金融はもちろん、 もろもろの情報が錯綜する。 さらに中国は東シナ海で太平洋への海軍の出口を求めて 尖閣・沖縄をハイエナのように狙う。 南シナ海では傍若無人に独善的なルールを敷き、ベトナム・ フィリピンと対峙中。 そして東南アジアは華僑がその国の経済を牛耳っているようだ。 それ故にアジアを隷属させようと、その拝金意識で見ているのかも知れない。 その大陸中国は国土の汚染、エリートの賄賂・汚職ゆえの所得格差拡大。 そして共産党による情報遮断。 かの国での革命を願わずにはいられない。 <2013.6.8 海の公園> お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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2014.01.26 16:45:33
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