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テーマ:小売業(885)
カテゴリ:流通・小売業
ドラッグストアの店頭から、うがい薬が消えました。
大阪府の吉村知事の発言からすぐ、店頭での買い占めが起きました。 吉村知事は、ポピドンヨード入りのうがい薬は、新型コロナウイルスに対する効果が期待できるという主旨の発表をしました。 市販のうがい薬を机に並べ、これを使用するよう府民に呼びかけました。 テレビでの生放送中に取り上げられていたようですが、正にその会見中から買い占めが起き始めたようです。 あっという間に店頭からは、各メーカーのうがい薬が買い占められ、店頭は空っぽになりました。 これまでマスクや消毒液、ティッシュなどが同様の事態になりました。 しかし、これまでの流れとは大きく違うと感じています。 マスクや消毒液は、コロナウイルスの影響が脅威になってきた1月下旬頃に、突如として店頭から消えました。 ウイルスという見えない相手に対し防御する必要性と、ウイルスへの恐怖感が、背景にあったと思います。 あまりにも多くの人たちが買ったため、メーカーの生産も追いつきませんでした。 安定的に入荷するようになるまで3~4ヶ月ほどかかっています。 次のティッシュやトイレットペーパーは、2月末に突然起きました。 これはある種の誤った情報が錯綜し、一気に消えました。 誤った情報でありましたが、それでも安定的に入荷するまで半月程度はかかりました。 その間は、どこの店でも欠品状態が続きました。 それに比べると、今回のうがい薬騒動は、情報発信がされていることから、ある種意図したものであると言えます。 このような情報を発信すれば、人々が飛びつくのは想定されます。 この騒ぎの当日のデータを見ると、うがい薬の売上は異常値となっています。 具体的なことは言えませんが、例えば1日100個程度売れていたものが、半日で10,000個売れたようなレベルです。 これでしばらくは欠品状態が続くでしょう。 今回のこの騒ぎは、いつになったら落ち着くのでしょうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年08月06日 18時19分17秒
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