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テーマ:体当たり園芸(785)
カテゴリ:***** 自然 *****
高い木の天辺まで水が届くしくみは、まだ解明しきれてはいません。
圧力差で水をくみ上げるポンプでは、高さ10メートル以上には水は上がりません。 しかし、カリフォルニアのジャイアントセコイアは、高さが100メートル以上あります。 「葉からの水の蒸発」で、水が吸い上げられるという説があります。 しかし、それだけでは、真空ポンプの限界10メートル以上に水は上がりません。 「毛細管現象」で説明しようとする説もあります。 やはり、それだけでは、100メートル以上に水をあげるのは無理があります。 木の細胞内の水は濃いので、水が吸い上げられるという説もあります。 この「浸透圧」は考えられますが、高木の説明はかなり困難です。 水の引き合う力は、大きな力になると考えられています。 サイフォンの原理でもある水の引き合う力「凝集力」は、数十メートルの高さに水を上げる力があると言われます。 「葉からの水の蒸発」、「毛細管現象」、「浸透圧」に「凝集力」。 個々の力だけでは、高い木が水を上げるしくみは説明できません。 仕方なく、今の化学では、それらの力の組み合わせを答えとしています。 しかし、それほど複雑な作用の組み合わせを、木は選んで利用しているのでしょうか? 木がどうやって水を上げるのか。 自然が知るごく基本的なメカニズムすら、人はまだ知り得てはいないのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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