|
テーマ:♪♪祭りだ~♪♪(931)
カテゴリ:愛知県の山車・まつり
愛知県知立市の「知立まつり」は、ユネスコ無形文化遺産のひとつです。
知立まつりでは、5輌の山車が曳かれます。 知立市のゆるキャラ「ちりゅっぴ」の後ろに見えるのが山車のひとつ。 山車は金箔貼り,漆塗りの仏壇を思わせる華やかな装飾。 からくり人形だけではなく、人形浄瑠璃も演じられるのがこの祭りの特徴です。 しかし山車の曳航での力業にも見どころがあります。 知立の山車は、山車の内側に太いコロ(車輪)がある内輪型。 また通常は前後にあるはずの梶棒が、山車の後方にしかありません。 そのため、方向転換では後端の梶棒で重量5t、高さ7mの山車を担ぎ上げなくてはなりません。 高さが低く見えるのは、移動中に電線にかからないように、最上層を収納しているからです。 知立まつりに限らず街中での山車の曳航は、電線との闘いです。 知立まつりでは、方向転換を「どんでん」ではなく、「担ぎ上げ」と呼びます。 また担ぎ上げない方向転換「車切」も行われます。 担ぎ上げの前、知立まつり独特の数分間の精神統一があります。 この間、担ぎ手は目を閉じて、合いの手の演奏を聴いています。 その後、えぃっと持ち上げます。 梶棒がない前面では、担ぎ手が体で抑えて支えます。 担ぎ上げたまま、ぐるりと方向転換。 知立の山車は強度が低いらしく、担ぎ上げると全体がねじれ、傾きます。 この担ぎ上げでは、今回トラブルもありました。 それはまた後日の日記で。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[愛知県の山車・まつり] カテゴリの最新記事
|