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ジージの南からの便り

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2022.01.26
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カテゴリ:島津義弘


  いきなりの話題だが島津義弘は島津本宗家の第17代当主だったいう説と、そうではなかったという説がある。つまりは、義弘は当主になったのか、ならなかったのかという歴史家の見解が二つにわかれているということだ。このことを今日ブログに取り上げたのは1月24日(月)の地元南日本新聞の月曜日連載記事、歴史作家・桐野作人氏の「かごしま街道見聞記」に「加治木島津家と精矛神社」(くわしほこじんじゃ)が掲載されその中の義弘の記事に触発されたからである。

 その記事の17代当主云々の部分を紹介する。
前略 注目すべきは、その末尾に義弘の名前を「檀越島津十七代 藤原義弘 敬白」と刻んであることである。
 義弘が島津家の当主(17代)になったか否かは、重要な研究テーマになっている。近年では、新名一仁氏が義弘を「特別な舎弟」として惣領権を兄義久と共有していたとみている。また同氏は、関ヶ原合戦後、義弘が息子家久に宛てた書状で家久を「十八代」として、自身を十七代になぞらえていることも指摘している。 後略
 以上のように述べながら、十七代であったとは断言はしていない。

 一方「島津一族 無敵を誇った南九州の雄」の著者・川口素生氏はその著書の中で次のように言う。
前略 江戸時代に成立した「島津国史」や「寛政重修諸家譜」が義弘を島津家嫡流の第17代当主とする一方で、「加治木古老物語」などは義弘を歴代当主とは見ておらず、地元の鹿児島では義弘を、第16代当主・島津義久(貴久の嫡子で、義弘の兄)の守護代(代理司令官)と見なす意見がある。また、義久が天正15年(1587)、もしくは文禄4年(1595)に隠居し、家督を次弟の義弘に譲ったという見方もある。 中略
(川口素生氏はその後、義弘の子・忠恒のち家久が当主についたときのことを次のように述べてもいる)
ちなみに、家久は義久の三女で従姉に当たる亀寿を正室に迎え、義久の引退後に島津家嫡流の第17代当主、薩摩藩初代藩主に就任している。(ということで義弘は当主には就いていないという見解をとる)

 他には「島津義弘の賭け」の故 山本博史氏は明確には言っていないが、その著書では上の系図と同じ「島津家正統系図」を使っている。

 更にいえば、上記新名一仁氏はその著書 「不屈の両殿」島津義久・義弘  の最後に次のように述べている。
 前略 最後に付言しておくが、義弘を「十七代当主」として認めるべきではないと言っているのでは無い。むしろ、義弘がみずから「十七代当主だと主張していたこと、忠恒以降の歴代藩主が義弘を「十七代当主」と認定し、薩摩藩が系図・家譜を作成して「正史」としてこれを確定させたこと自体が、近世島津家の歴史認識を考える上で重要なのである。と述べている

 私は一歴史愛好家としてあまり深く考えることはなかったが、「島津家正統系図」などに鑑み、これまで島津義弘を第17代当主として書いてきた。これからも歴史学者の研究を注目していきたいと思う。





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Last updated  2022.01.26 22:25:28
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