カテゴリ:フライのお話
先日巻いた、稚鮎を模したチューブフライとは、また違った趣の稚鮎ストリーマーを巻くことにしました。
今回のコンセプトは、ずばりキール。 全く畑違いの方も来ていただいているので、あえて説明を加えておくと、『キール』とは鉤先を上に向けて泳ぐスタイルのフライのこと。 通常のタイイング法で巻くと、当然鉤が曲がった先の方にウェイトのバランスが偏るため、鉤先は下を向いて泳ぎます。 そこでフックの形状に手を加えて、さらに任意の位置にオモリを巻き込むことで、強制的に鉤先を上に向けて泳ぐようになるのです。 キール稚鮎ストリーマー posted by (C)matsukuni ただし、それはフックの形状と巻き込むオモリの量、巻き止めるマテリアルの具合によって決定されるものです。 つまりは、この写真のフライは机上の計算で巻き上げたものなので、まだ思惑通りの泳ぎ方をしてくれるかは分かりません。 お風呂で泳いでいただいて、イメージ通りにスイミングしてくれたら、大量生産モードに入る予定です。 (kuni) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[フライのお話] カテゴリの最新記事
|
|