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Mizumizuのライフスタイル・ブログ

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2018.02.17
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​平昌五輪フィギュアスケート男子シングルが終わった。非常にスリリングでエキサイティングだった。日本にとっては想定した中で最高のシナリオが現実のものになり、関係者全員が感無量だと思う。

五輪シングルでのワンツーフィニッシュ。祝・祝・祝・祝・祝といくつ並べても足りない快挙。

金・銀メダリストの2人は、長らく白人の「芸術性」に「ジャンプという誰にでも分かる技術力」で対抗しようとしてきた日本人選手が、「芸術性」でも世界トップに君臨できる才能を持っていることを改めて証明した。

羽生選手を讃えるアメリカのメディアが、その卓越したジャンプではなく、まずは「優雅さ」を一番に挙げたのが象徴的だ。

羽生選手にとっても、宇野選手にとっても、フリーは彼ら史上最高の出来ではなかったが、それでも勝てた。五輪では、その時代に最も高難度なジャンプを跳ぶ選手は大きな失敗をするというジンクスがある。また、「ベテラン」選手は成熟度で勝負しようとするが、これまた肝心のジャンプでどこかで失敗する。そういう傾向を踏まえたうえで、日本は五輪に向けて最高の「流れ」を作ることができた。

ネイサン・チェン選手は今大会最も難度の高い4回転ジャンプをマスターした選手で、今季の勢いは素晴らしく、五輪の優勝候補にも挙げられるようになったが、団体戦での悪いイメージをひきずったまま、個人戦のショートでジャンプを全部失敗するという信じられないミス。同じく高い4回転ルッツを今季になって公式戦で決め始め、決まればとんでもない高得点を得るはずだったコリヤダ選手も連続ジャンプを入れられないミス。パトリック・チャン選手は、ショートでジャンプの難度を落として減点を防ごうとしたが、今の男子フィギュアの「流れ」では卓越した滑りの技術だけでは点は出ない。

そして、フリー。チェン選手がソチの浅田選手の再来のような素晴らしい巻き返しを見せたが、ショートの点が悪すぎた。ベテランのフェルナンデス選手は、4回転サルコウがカギだったが、見事に2つ目のサルコウが2回転に抜けた。これさえ跳んでいれば、金だったかもしれない。だが、もっとも起こりやすいところでミスが起こる。今だから言うが、Mizumizuは「フリーのフェルナンデス選手は4回転サルコウを1つ失敗するだろうな」と思っていた。これは直感というよりも、もはや1つのセオリーだ。

羽生選手も4回転トゥループを1つ連続ジャンプにできなかったというミスがあった。これは目立ちにくいが、基礎点が削られて7割になってしまうので、見た目以上に減点が多いミスだ。最後のルッツも上がり切れず着氷が乱れたが、コケないところがさすが。

「今回の五輪に勝つのに4回転ルッツは必要ない。次の五輪では必要かもしれないが」とはプルシェンコの「予言」。そのとおりになった。人間は機械ではない、進歩は急速に見えても、案外ゆっくりなのだ。

異次元の高さと幅をもつ若い4回転ルッツジャンパーたちは、ショートとフリーのうちのどこかで大きな失敗をして、メダルを手にできなかった。羽生選手の登場以来、急激に進歩しているように見える男子シングルの技術だが、一番の緊張を強いられる五輪を制したのは、4年前に確実に跳ぶことのできなかった4回転サルコウをマスターしてゆるぎないものにした羽生選手自身。トリプルアクセルの断トツの強さと、とっくに確実に跳べていた4回転トゥループにプラスされたのは、たった1つの、その上の評価のジャンプだ。

この「確実な進歩」が、実は王者にもっともふさわしい資質なのかもしれない。羽生選手が4年かけて、跳べるようになった高難度ジャンプは4回転サルコウ以外にもある。だが、不確実性の高い高難度ジャンプにかけるのではなく、ミスをできるかぎり未然に防ぐ構成で頂点に立った。そうやってその時代の頂点に立つのは、すべてのエレメンツに欠点のない選手なのだ。

フリーの点数だけ見れば、チェン選手のほうが上。だが、今のフィギュアはショートとフリーの両方の点で決まる。ショートは減点が苛烈で、連続ジャンプにできなかったら、もうほぼそこでメダルはなくなるという、ある意味で非常に理不尽なもの。

羽生選手の、ここ一番にかける集中力は鬼気迫るものがあったし、その個人的な才能はもちろん素晴らしいの一言だが、そこまでの「流れ」を作り、もっていった周囲の力も、また素晴らしい。

日本フィギュア史上、最も輝かしく、喜ばしい日。

ただ、ただ、祝!!











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最終更新日  2018.02.17 21:06:01
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