名古屋B食倶楽部

おじさんは、本来、粉モン大好き。

以前は、家で、たこ焼きパーティーを開いていたくらい、たこ焼きが好き

業界紙に、たこ焼きの話も書きました。

それの改訂版が、左のフリーページのたこ焼き編です。

腹ぺこ歯医者さんが、ごっつうカッコイイ、大阪のホテルで食事をしている頃、おじさんは、西成区の玉出の地下鉄の駅に降り立つ。

１５年前に始めて降りた時は、昔の名駅の裏側の中村区のような、危ない臭いがする街だった。

スーツ姿で来た事を後悔したのを覚えている。

あの時、天井の電球が割れたままの、地下から外へ上がる薄暗い通路を、ヴィトンのバッグはまずかったなと思いながら、、小脇に抱え、足早に歩いた。

目的は、今日と同じ、たこ焼きの発祥の地、会津屋本店。

この日、喜平のジャラジャラネックレスした、阪神タイガーズのだぶだぶジャージを着たおとうちゃんと、目がタヌキみたいな化粧をしたおかあちゃんが、３人の子供を連れて、たこ焼きを食べていた。

帰り際に、おかあちゃんが、店員さんに、「たこ焼き５０個包んでや～。」と言ったら、子供が、「５０個？あかん、あかん。５０個じゃ、一人１０個やん。そんなん、あっと言う間やで。」と、異議を申し立て。

「あんたら、今、たこ焼き、食うとんとちゃうの？」

「帰ってから、また、たこ焼き、食うんかい」って、漫才がしたかったが・・・

・・・大阪湾に沈むのは恐いんで、黙って、たこ焼き食ってました

元祖たこ焼き１２個４００円と、ビール

この変哲も無いたこ焼き。

全然、熱そうに見えんでしょ？

これが、危険なんや～～

中、とろっとろやで～～～

あふあふしてるうちに、タコしか残らん。

ネギも紅生姜も、なんも無い。

青海苔も、鰹節も、ソースも、何もかかって居ない真っさらな姿、これを食いながら、ビールを飲む事を夢見ていた。

おじさんのたこ焼きの理想郷

今じゃ、三種盛り５００円なんてモンが在るんだ。

元祖たこ焼きに、元祖ラヂオ焼きに、ネギ焼きが４個づつ食べられる。

ラヂオ焼きが、たこ焼きの基の姿で、中に、蛸の代わりに、スジ肉とコンニャクが入ってます。 

こういうトコに、金の印鑑みたいな指輪して、派手な若いネエチャン連れて来て、ビール飲んで、ガハハ～～って、大きな声で笑って、「にいちゃん、ナンボや？ケッそんなんでええんか？怒るでェ～、ほんまに～～」って騒いでみたい

地下鉄への帰り道、マンションもいっぱい建ち、コンビニも出来、明るい町に成ったな～～と思っていたが、駅の柱に、こんな張り紙が・・・

ここは、イタリアか

もう一つ、落書きを注意する張り紙がありましたが、それは、落書きを止めるよう注意してるのではなく、書く内容を注意するものだったのには、やっぱり、ココは危ないトコやと思うのでありました