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カテゴリ:玄奘_三蔵法師と西遊記
前回の続きを・・・
◇ところで、この三蔵という長老さまは、せっかちなおかた。起きるのが、 いくらなんでも早すぎました。もともと秋が深くなると、鶏の鳴くのも 早いのです。なんと、まだ四更(午前二時)ではありませんか。 ・「更:コウ」は夜の時間帯を表す古い言い方です。 一更:イッコウ 20時~22時 二更:ニコウ 22時~ 0時 三更:サンコウ 0時~ 2時 (真夜中) 四更:シコウ 2時~ 4時 五更:ゴコウ 4時~ 6時 (明け方) ・・・のようになります。 ・従って、三蔵法師は四更に出発したなら午前二時から四時の間となります。 午前二時に特定はできないと思います。 ◇四更の暗がりを歩いていて穴に落ち、そこで最初の災難に会います。 穴の中で魔王(虎将軍)らに捕えられ、連れの二人は食べられてしまいます。 ・何故か? 三蔵法師と馬は助かります・・・・ ・張明澄先生が書かれた 密教秘伝「西遊記」を古書店で見つけました・・・ その本では「西遊記」は1000年の弾圧に耐えた南華密教の秘伝書だった とするものです。 この本の中で最初の災難は「仏門に入る三蔵法師が経典を読みはじめの頃に 真っ先に落ち込む落とし穴、つまずき、挫折のこと」となっています。 ・・・・次回は二つ目の災難と、孫悟空の登場です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年05月10日 20時06分33秒
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