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カテゴリ:徒然なるままに
昨日、宮島に渡り、弥山(宮島の頂上)まで登ってきた。
子どもは高校生と中学生で、よほどのメリットを感じなければ親には付いてこない。 というわけで、夫婦仲良く宮島に渡り、美しい紅葉を見物に言ってきた次第。 私の住んでいる廿日市の場所を説明するのに、これまで「宮島の対岸」と説明してきたがが、ついに今月から宮島も「廿日市市」になってしまい、かえって説明しにくくなってしまった。 ともかく、自宅二階の窓から島そのものを見ることができるくらいに近くである。 小学校の頃は、春の遠足と言えば「宮島」。 鹿から弁当を守りながら食べた思い出がある。 あまりに身近にありすぎると意外と行かないもので、紅葉シーズンに宮島に渡ったのは今回が生まれて初めてだ。 シーズンということもあって、フェリー乗り場から観光客で溢れ返していた。 「何でこんな思いをして宮島に・・・」なんて立ちっぱなしの船内で考えつつ、いざ宮島へ。 空はこれ以上ないという秋晴れ。 青い海に朱色の鳥居が浮かぶ様は、確かに日本三景といわれるだけのことはある。 宮島に行ったことのある人はご存知だと思うが、平地はほとんどない。 厳島神社を囲むエリアに、猫の額ばかりの平地があり、そこに旅館やらおみやげ物やが立ち並び、さらに一本奥の通りには宮島に住む人の住宅がある。 道も狭い。 戦国時代、「厳島の合戦」というのがあった。 織田信長や豊臣秀吉が活躍する少し前の1555年の話だ。 当時西日本で最大の勢力であった陶晴賢の軍勢2万5000が、毛利家を滅ぼすために、この宮島の狭い平地に終結。 そこに嵐の夜をついて3000の毛利兵が上陸、陶群に奇襲を掛けて勝利を得、毛利の中国地方支配の礎となった合戦である。 狭いエリアに大軍をおびき寄せ、少ない軍勢で一気に叩く、という毛利元就の謀略であった。 なんてことを思いつつ、宮島を歩く。 当然奥様はそんなことには関心がないので、話題にしないほうがよい。 狭い平地から谷に入ると、そこはもみじ谷である。 山全体が紅葉しているような迫力はないが、非常に上品な紅葉が日差しを浴びて美しかった。 春の花見に対して、秋は「紅葉狩り」。 真っ赤な紅葉の下でお弁当を広げるなんて、日本人ならではかもしれない。 丁度、川のほとりで新郎新婦らしき二人が写真撮影をしていた。 「花嫁さん、花嫁さん」 あちこちで声が聞こえる。 だが、花婿に関心を寄せる人はいない。 さて、われわれ、十数年前には初々しい新婚夫婦であった二人、美しい紅葉を堪能しつつ、谷をさらに奥へ。 厳島の頂上である「弥山」を目指して、530Mの登山の始まりである。 続く・・・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005/11/21 09:59:08 PM
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