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カテゴリ:環境問題について
自由経済の基本は、言うまでもなく「自由競争」である。
売れるものはいいもので、売れないものは悪いもの。 ということになる。 それでは、売れる、売れないはどうやって決まるのか? 「売れる」ということは、ユーザー側から見れば「選ぶ」という行為に他ならない。 選ぶからにはその動機があるはずで、それが「ニーズ」である。 価格、デザイン、色、性能、機能・・・・。 自由経済の中では、全ての企業が「消費者」のニーズに合う商品の提供を模索してしのぎを削っている。 すなわち、商品は消費者のニーズが決めるのだ。 「環境問題」だの、「食の安全」だの、「食料自給率の低下」だの、問題はいろいろある。 それらの問題は、突然空から降ってきたのではない。 ニーズの結果として生まれてきたのである。 だれの責任でもない。自分達の責任だ。 ここに2本の割り箸がある。 ひとつは、間伐材で作られたもの。ただし、1本10円だ。 もうひとつは中国産の割り箸で、後のことはあまり考えずに生産された、いわゆる「自然にやさしくない」もの。 1本3円。 さて、どちらを選びましょう? 結局、多くに人が後者の「安いけど自然にはやさしくない割り箸」を選んだ結果、割り箸のために中国の森林が伐採され続けているわけだ。 もちろん私もその一人なのである。 コンビニでお弁当を買えば割り箸をもらう。 それが中国製だからもらわない、ということはない。 これもやはり「消極的容認」なのだろう。 結局、世の中を変えていくためには、一人一人が「選択の自由」を意識して行使するしかない。 これはある意味選挙権と同じだ。 自分ひとりが投票しても・・・。 と思ったいては世の中は変わらない。 まず第一に、「自分の選択が意味するものを意識する」ということが大切だ。 価格と品質以外の「第3の価値」とでも言うべきだろうか。 国産の大豆を意識して買えば、当然国産の大豆の人気が高まり、生産量が増える。 そうすれば食料の自給率も上がるし、ジャングルが伐採されて農地にされることも減るかも知れない。 そしてまた、国産の野菜や食物の人気が高まれば、農業に人が戻ってくるかもしれない。 先日、奥様に頼まれて豆腐を買いにスーパーに行った。 ひんやりとした棚に並べられた豆腐を選びながら、私は考えた。 この私の選択が、アマゾンのジャングルも守りことにつながる・・・。 少し高かったが、「国産丸大豆」と書いてある豆腐を選んだ。 日ごろ何気なくしている消費のための選択だが、意識するだけで何かが変わってくると思うのだが・・・。 人気blogランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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