3639809 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

くり坊のひとりごと(blog版)

くり坊のひとりごと(blog版)

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Category

Profile

くり坊 1号

くり坊 1号

Keyword Search

▼キーワード検索

Calendar

Favorite Blog

蕎麦アレルギーの木… 蕎麦アレルギーさん

Comments

 石澤真理子@ Re:アイアン+OLD ASHIBA(杉足場板古材)キッチンシェルフ(03/07) こんにちは。こちらのデザインでキッチン…

Freepage List

Headline News

2006/10/15
XML
カテゴリ:カテゴリ未分類
高校1年の次男坊の自転車が破裂した。
まだ買って半年なのだが、乗り方が荒く、転倒したりぶつけたりで後輪は変形しており、かなりの痛みようだ。
先週、パンクの修理は私が行なった。そのときの写真はこれ。
しかし、車輪が変形しているため、空気を入れたチューブがいびつに膨らんでタイヤから若干はみ出しかけていた。
ま、それでも本人が自転車を大事に扱わなかったからこうなったわけだし、それで修理完了としたのは、1週間前のこと。

翌日、その自転車は登校途中に大音響とともに炸裂し、乗っていた本人のみならず、周囲の通行人まで驚かせたらしい。
白昼の発砲事件さながらの出来事だ。
高1の息子は恥ずかしさと、遅刻しそうという現実に半泣きになりながら自転車を押して家に帰ってきた。

その日はやむなく母親が学校まで送って行ったらしい。

当然のように家庭内の雰囲気は「自転車の買い替え」に傾いた。
なにしろ車輪はゆがんでいる。
高1の次男坊は自転車を大事に使わなかった責任を取り、三分の一を自己負担する交渉も成立。

が、どうも私はもったいない気がした。
息子の自己負担はともかく、半年で自転車を買い替え、捨てるということがである。
自転車なんて確かに10000円もしないのだ。
にも関わらず、自転車屋でタイヤを交換すると5000円くらいかかるし、車輪まで交換するなら当然買い換えたほうが安くなる。

そこで、家の裏に打ち捨てられていた中学時代に息子は乗っていた自転車(これはギアのチェンジが壊れていた)のタイヤと交換することを思いついた。
幸いタイヤのサイズも26インチで同じ。
ただ、パンクの修理程度は「お父さんの仕事」として何度も行なってきたが、流石に車輪を交換したことはない。
家族の誰もが失敗を確信していた。

14日、日曜日の午前中、私は自転車を分解した。
前輪は付属物が少ないので簡単だが、後輪にはいろいろなものがくっついていてなかなか複雑だ。
工具を一部買い足し、ついてに工具を入れる箱を買ったりしていたら5000円かかってしまった。
安い自転車なら、もう少しで買える価格である。

さて、悪戦苦闘の末、車輪の取替え完了。
所要時間は工具の買い足し時間も含めて3時間くらいかかった。
それで私が工賃をもらえるわけではないのだが、新しい自転車を買わずにすみ、家計も助かったし、自転車の命も助かった。
だが、本当にわかって欲しいのは、「モノを大事にする」という心だ。

自転車を直したと告げると、息子は一言
「サンキュー」
自己負担を免れたことへの感謝か・・・・。
どうやら、父の思いは伝わっていないようだ。

修理するより買い換えたほうが安いという現実もおかしい。

そういえば、北朝鮮の原爆実験にからみ、中古自転車の輸出業者が困っているというニュースがあったっけ。
輸出の8割は北朝鮮だったとか。


これからの時代は、いいものを大事に長く使う、という心が大切だ。
大量消費型社会が現在の環境問題を生み出した。

もったいない、という言葉が世界的に脚光を浴びたが、本来の日本人は世界中のどの民族よりも物を大事にする民族だったに違いない。
ひとつの家、ひとつの家具、ひとつの道具、ひとつの服、食器・・・・。
それぞれを大事に長く使う。

21世紀は、そういう時代になっていかないといけないのだと思う。

買うという行為は楽しい。
でも、買うということは「捨てるものを作る」という行為でもある。
心して買いたいものだ。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2006/11/05 09:28:17 AM
コメント(3) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.