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カテゴリ:環境問題について
今回の「事故米問題」はほんとにひどい話ですね。 何度も何度も繰り返される食品関係の偽装事件の中でも、特に悪質です。 これまでの偽装事件というのは、産地の改ざんとか、正味期限の改ざんとか、表示と違うものを混ぜてたりとか、いろいろあったけど、今回は「毒性」があることを知りつつ、「濡れ手で粟」の大儲けをもくろみ、さらに同様の偽装をほかの業者も行っていたらしい。 日本の食品業界というのは、どうやら本当にモラルが低いようだ。 今、日本全国、稲の刈り取りシーズン。 この連休に田舎のあたりを走ってみると、ちょうど刈り取り始めたくらいでしたね。 小麦や、その他の食物の高騰で「お米」が少し脚光を浴び始めました。 お米は日本で数少ない自給できる食糧ですが、それだって、パンとか麺類などに主食の座の一角を明け渡したことでなんとか保たれていること。 みんながお米を食べ始めるとぜんぜん足りません。 食糧危機が来たとき、せめてお米だけでも確保できれば日本人は生き延びられると思います。やはり、ここは戦略的なお米の増産が必要ですね。 アメリカなどが文句を言ってくるんでしょうが、アメリカが食糧危機になったら当然輸出はできないわけで、日本にとってはこんなリスクの高い話はないですね。 北朝鮮からテポドンが飛んでくる可能性の何百倍も可能性の高い話です。 自衛隊の装備にお金をかける以上に、食糧自給率の確保にお金を使う方が、よほど現実的かもしれません。 最近の日本は言うまでもなく「飽食」です。 もう20年くらい前ですが、会社の社員食堂でびっくりしたこと。 それは、茶碗にいっぱいご飯粒を残したまま、平気な顔で返膳する若者の多いこと。 きっと、親から「ご飯粒を残すな」という教育がされていないのでしょう。 「飽食」とは、食べ物に不自由しないことらしいのですが、結果的に「当たり前」になって、「感謝」というものが希薄になっているんでしょうね。 これは私も含めての話です。 今の日本人は自分の受けているすべてのサービスが当たり前だと思っている。 でもそれは違いますね。 そのサービスが成り立っている背景には、いろんな人の努力があり、そして、大自然の恵みというものもあります。 お金を出せば、その恩恵を受けるのは当たり前だ、という態度はちょっと傲慢です。 今年も「お米」ができました。 お百姓さんが汗水たらして作ったお米です。 そして、太陽と、水と、土の力が集まったお米です。 大事にいただきたいと思います。 来年も同じようにできるという保証はありません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008/09/15 12:56:02 AM
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