|
カテゴリ:社員旅行
池上産業さんでハイテクな木材の勉強をしたあと、昼から向かったのは、JFEスチール西日本製鉄所福山地区。 JFEスチールは、日本鋼管と川崎製鉄が合併してできた会社で、今回見学した工場は、「日本鋼管福山製鉄所」でした。 三方を海に面した、南北3.8キロ、東西2.8キロという広大な埋立地のすべてが製鉄所になっています。 木材業界の工場と比べると、とにかく規模が違うので、人もトラックも小さく見えます。 最初の写真は、宿泊地である福山市鞆の浦のホテルから目いっぱい望遠で撮ったJFEスチールの工場です。 中央で火を噴いているのが、おそらく稼働中の高炉なのでしょう。 なにしろ、工場内撮影禁止ということで、「工場萌え~」というフォトジェニックなシーンはいっぱいありましたが・・・残念でした。 この製鉄所には、高炉が4本もあり、これは日本では一番多いとのこと。 最初に工場の概要と鉄のできるまでの説明を聞いた後、バスに乗って構内を回り、JFEのスタッフの方がガイドしてくれます。 なにしろ広い敷地ですので、バスで走っても結構時間がかかります。 荷降ろしされたコークスや鉄鉱石の山が山脈のように連なっているそばを抜け、中国電力と一緒に運営しているという発電所の脇を通り、構内運搬用の線路を越え、高炉が連なる様を見上げ、あまりのスケールに目を奪われていると、実際にバスを降りて見学できる「熱延工場」へ。 この工場は、厚み10センチあまりの鉄の塊を何台ものプレスにかけて2ミリほどの厚みにしてロールに巻き取る、という作業を行なっています。 真っ赤に焼けた鉄の塊とそれに掛けられた水が白い蒸気を上げながら長いラインを駆け抜けていく様は、なかなかの迫力です。 この工場だけで、端から端まで1キロとか。 スケールが違いますね。 でも、この工場で働いている人は、なんと12人。 工場は24時間週7日稼動なので、4組のグループが交替で働いているそうです。12人X4組で48人がこの「熱延工場」を運営しています。 説明員の人が説明してくれるのですが、狭い通路で長く伸びた隊列なので、説明を聞けるのは先頭だけ。 結果として、伝言のように情報を伝えることになります。 先頭にいた私が「今、鉄の塊が出てくるのをまっています」と伝えたのですが、途中で、「銑鉄が出てくるのを待っている」→「先生が来るのを待っている」となって、一体どこから?と、周囲をきょろきょろするという間違いが起こるほど。 これまで見ることのなかった「鉄」の工場を見学はとっても刺激になりました。 工場見学って、本当にワクワクしますね。 最近テレビで、工場で物ができていくところをよく見ますが、「ものづくり」にみんなが興味を持つ事は大切だと思います。 日本では昔から「もの」を作る技術を持つ人を大切にしてきました。 それが技術立国日本の発展につながったのだと思うので、安易なマネーゲームでお金を稼ぐ方がえらい、といった風潮というのはよくないですね。 ということで、写真がないので申し訳ありませんが、JFEスチールの工場見学記でした。 本日もご訪問ありがとうございます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012/01/24 01:01:24 PM
コメント(0) | コメントを書く
[社員旅行] カテゴリの最新記事
|