シルバーウイークを利用して向かったのは熊本県の八代です。
ここには、お義母さんのいとこが住んでいて、そのいとこに会いに行く、というのが旅行の主な目的でした。
赤い鳥居の下で記念撮影。
左端が、八代に住むお義母さんのいとこの「のりちゃん」。
もちろん、わたしの大先輩ですが、おばさんがそう呼んでいたので・・・・。
その隣が、竹原に住む義母のお姉さん。その右側がお義母さん。すなわち、うちの奥様のお母さん。
右端がうちの奥様です。
いとこ同士ですから、その親同士は兄弟。
戦前、竹原から福岡に出て、戦争を迎え空襲も激しくなってきたので、兄であった義母の親は広島に、弟であった「のりちゃん」の親は奥様の里である八代に疎開。
そこで兄弟は離れ離れとなったのですが、弟であった「のりちゃん」のお父さんは八代で事業を興し、ステンレスのタンクを作る会社をはじめ、そして、そのあとを「のりちゃん」が継いで、さらに会社を発展させていて、二人の子どもさんも家業を継いで修行中、とのこと。
頼もしいですね。
なんと、この鳥居は、ステンレス製で、工場の裏側にあって、完全に個人の鳥居なのですが、とても立派です。
なんでも、お母さんが伏見稲荷でいただいてきたお稲荷さんを祀るために作ったものとのこと。
まさしく、会社の守り神です。
ということで、その夜は、「のりちゃん」宅で夕食をいただきました。
その際には、他のいとこのみなさんも来られて、昔話に花が咲いたようです。
いろいろおいしいものをいただきましたが、やっぱり、熊本といえば、馬刺しでしょう。
甘みがあって、本当においしかったです。
義母とそのお姉さんは「のりちゃん」宅にお世話になり、私と奥様は八代市内のビジネスホテルに泊まりました。
翌日、私たち夫婦は天草まで足を伸ばしたのですが、義母とお姉さんは、「のりちゃん」夫妻に熊本城から、噴火中の阿蘇まで案内してもらったようです。
天草も渋滞でしたが、熊本市内も大渋滞して、サービスエリアで落ち合ったのは7時過ぎでしたが、義母も熊本を満喫できたと思います。
家系図がらみの話は、図に書いても分かりにくいのですが、遠く離れたいとこ同士が、こうして親しく交流があることに、ちょっと感動もしました。
でも、20年ぶりにあったとか、子供のころに会ったとか、そういうことなのですが・・・。
それぞれが年を取ってくると、なおさら昔のことが懐かしくもなってくるのでしょうね。
自分を振り返れば、普段はいとこ同士の交流というのはほとんどないですね。
冠婚葬祭の際に顔を合わせたら話をするくらい。
こどものころには、お盆などで田舎のおじいちゃんちに親せきが集まった際にはよく遊んでいましたが、じいちゃん、ばあちゃんも亡くなり、それぞれが大人になって自立し、仕事も忙しくなると、だんだんと疎遠になってくるものです。
義母ももう高齢なので、多少は親孝行ができたかな、なんて思います。
昨年は義父と、実母を相次いで亡くしましたので、できることはできるときにしておいた方がいいなあ、と思います。
私事にて、失礼いたしました。