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以前、このブログでも紹介した、「世界のニュースを日本人は何も知らない」の続編ですね。 ちなみに、前回の記事はこちら。 ⇒「世界のニュースを日本人は何も知らない」を読んで 続編は、今回のコロナ禍で書かれたもので、その対応の国民性などが興味深く書かれています。 著者の谷本真由美さん自身が現在、イギリスに住んで、その視点で書かれていますので、日本から世界を見ている風景とはかなり違うでしょうね。 日本国内では、新型コロナへの政府への対応をめぐって、どちらかというと否定的な報道が目立っていますが、世界から見ると、日本の状況は「奇跡」らしいです。 どうやら、特にヨーロッパでは、個人の自由を重んじる一方で、人のことには無頓着。「自分がこうしたいから、こうする」という発想が当たり前なのだとか。 日本人の場合、マスクは「自己防衛」のとともに「人に迷惑をかけない」という要素が強いと思いますが、どうやら、それは日本独特の発想らしいです。 まあ、日本の場合、どんな規制も「要請」どまりで、基本的には個人の良心に任せます的な感じですね。 それでもって、このまん延度ですから、欧米から見れば奇跡と見えるでしょう。 昨日からオリンピックに向けて、聖火リレーが始まりました。 外国人からの受け入れはぜずに行われる方向のようですが、そういう方向であれば、おそらく行われるのでしょうね。 日本人だけなら、その行動の予測もしやすいので、対策も立てやすいでしょう。 ここに外国人がたくさん入国してくると、もう、予測不能になってしまいます。 外国からの客が来れないというのは、確かに残念なことだとは思いますが、この世界の状況下で、オリンピックが行われるということ自体が「奇跡」に見えるかもしれません。 この本には、イギリス王室を離脱した、ヘンリー王子とメーガン妃のことも書いてありましたが、この辺の事情は、日本人にはとても分かりにくいですね。 その本によれば、この二人は「やらかした」人たちということで、イギリス国内では全く共感を呼んでいないとか。 確かに、先日メーガン妃が、メディアに「英国王室は差別的で、自分は苦しめられた」旨を訴えていましたが、イギリス国内から見ると、 「なんで身内の喧嘩を、海外のメディアに訴え、身内の恥をさらすのか」ということになるのでしょう。 ちなみに、日本人は「水に流す」というのが、人間として潔く、すがすがしい心根の現れとされていますが、どうも外国には、そういう言葉さえないらしいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2021/04/02 08:17:51 AM
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