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2022/05/19
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カテゴリ:徒然なるままに

広島に、日本最大級という「無印良品」ができました。
もともと、天満屋というデパートが入ってた、アルパーク西棟という商業施設です。
中央には大きな吹き抜けがあり、デパートの雰囲気も残っていますが、全体の色調な自然な色合いで、「無印カラー」で化粧直しされています。
無印良品に他には、地元のスーパー「フレスタ」。ヤマダ電機、西松屋、アルペン、ダイソーなどが入っていて、ターゲットが30代-40代かなと思わせます。

無印良品の品ぞろえについては、私がどうこういう必要もないと思いますので、今日は、新店舗で目にした無印良品のサスティナブルな取り組みについての感想などを書いてみます。
店が大きいだけに、販売そのものに直結しにくい部分にスペースが割いてあります。

お店の一角の市松模様の壁面。

近寄ってみると、上下の面が見えるように文庫本が市松模様に積み重ねてありました。
意匠としても面白いですね。ただ、同じことを家ですると虫が湧きそうだなあ、とか思いました。(笑)

それぞれの本は紙質も、日焼けの仕方も違っていて、全体としてとても自然な色合いです。

我が家にも古い本はたくさんありますし、古本屋に持って行っても値段がつかないし、持っていく手間を考えれば、紐でくくって「資源ごみ」にした方が簡単。
メルカリなどのネットフリマサイトに押されて、ブックオフなどのリアル古本屋の存在価値も低下し、続々と閉店。
そんな中、無印良品が始めた「古紙になるはずだった本」という取り組み。
まさか、無印良品が本気で古本業に参入するとも思えないので、これも CI(コーポレイトアイデンティティ)の一環なのでしょう。
文庫本100円、その他300円で販売しています。
大判の図録などもあって、掘り出し物もありそうな感じです。

CI(コーポレイトアイデンティティ)と言えば、20年~30年くらい前に一気に流行しました。
コーポレイトアイデンティティとは、企業の理念や目的を明らかにし、分かりやすく表明、表現しようとする活動で、例えば、社名変更、ロゴ変更などがその一環です。
会社の特徴を分かりやすく押し出していく、というイメージ戦略ですね。
「無印良品」の場合は、エンドユーザーが持っているイメージも「SDGs」との親和性が高いと思われます。
商業主義的な派手派手しさを抑えて、「質」で訴えてきたという歴史は大きいですね。
「古本」ではなく「古紙になるはずだった本」となると、積極的に本(知性)を救ったという印象もあり、イメージはいいです。

それからもう一つ、古着を藍染めする、という試みもありました。

これはテレビ番組でも見たような気がしますが、そのままではリサイクルが難しい衣類を藍染めにすることで再利用する試みです。
確かに、藍染めにすることで、擦り切れた部分も味わいに昇華されるような気もします。
これもやはり、CI活動の一環だと思いますが、これは無印商品の本業にも直結していて、「古本業」よりは地に足がついているように思います。

それからもう一つ、ヘンプという素材で作ったシャツなども販売していました。
成長が早く、肥料だとかの手間をかけずに育つという素材を使った繊維のようです。

無印良品は、販売しているもの自体は、ニトリやカインズ、ユニクロなどと被るものがかなり多いわけですが、ニトリやカインズ、ユニクロあたりはやや自然にやさしくないようなイメージもあったりしますので、SDGs というのは、無印良品の大きな強みですね。
古本にしろ、藍染めにしろ、それで利益が出るようにも思えませんが、そういう活動と企業イメージの親和性、違和感のなさ、というのは、「無印良品」の大きな強みですね。
最近は、住宅やリフォームにまで幅を広げていますが、時流にのってまだまだ伸びそうです。





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Last updated  2022/05/19 12:47:31 PM
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