性格は変えられない、それでも人生は変えられる
2021年度54冊目🌞重要なのは、私達人間はみな、多くの「よい」特性と「悪い」特性をもっているということを知ること。🌞世の中が、あなたの望み通りに動くといった期待も、無理な要求です!はっきり言って、世の中は、あなたの望みなんてどうでもよく、あなた個人に関心などありません。世の中はあなたを好きでも嫌いでもなく、ただ、勝手に回り続けているだけです。🌞私は愚かでバカな行動をとってしまうことも多いけれど、そうした失敗をしたからといって、決して私自身が価値のない、無能な人間だというわけではない。私のことを邪険に、不公平に扱う人がいるかもしれないが、決して彼ら自身が悪人で、何にも値しない人間であるということはない。人は誰も、人間以下でありえない。せいぜい非常に誤りをおかしやすい、情けに欠けた人間ということだ。🌞私が拒否されたのは事実で、この先、またそうされることがあるかもしれない。だから、今は人からの拒否をどうしたら減らすことができて、関係を築きたい相手からとわうしたらもっと受け入れてもらえるか、を考えて、努力すること。私は受け入れられることを望むけれども、必ず受け入れられなければならないことはないんだ。🌞今回は失敗した。しかし、自分という人間全体の失敗ではないし、自分が何にも値しないことを証明することにはならない。「私は今回うまくやれなかった」ということを、「私は価値のない人間だ」というふうに考えるのは、論理的に飛躍しすぎだ。🌞この人から拒否されたことはとても辛い。でも、きっと自分を受け入れてくれる相手を見つけることができるし、そうでなくても、幸せに暮らしていける。受け入れられることがあれば、それは素晴らしい。でも、何も絶対にそうでなければいけないわけではない。願望はある。でも、何も絶対に必要なわけじゃない!私は今回は失敗した。でも、私という人間が完全な「失敗者」であるわけではない。この拒否はとても不都合だけれども、決して最悪の、みじめなことではない。私はそれに耐えて、楽しい生活を送ることはできる。🌞自分の情緒を自分でコントロールすることができると強く考え、自分に言い聞かせ、そして感じて下さい。私達は他人の感情や行動にコントロールされているのではありません。世の中にコントロールされているのでもありません。自分の考え、自分の感情、自分の行動が、自分の情緒を支配しているのです。🌞気持ちの動揺を減らすためには、継続的な努力が必要である。世の中に奇跡とタダ飯は存在しません。自己変革は、ほとんどの場合可能ですが、継続的な努力と実行が必要です。「自分の尻を叩け!」です。🌞人に期待しすぎないこと。なぜなら、たいていその人も深刻な問題を抱え、それに気をとられているからです。たとえその人が、あなたを非常に大切に思っていると言っても、言うほどあなたの味方であることはめったにありません。🌞私は今を生きていて、生活を楽しむことのできる一人の人間であり、独自性のある個人である。自分自身や自分の人間性に対する総体的な評価を行わずに、どのようにすれば自分や社会に有害とならないような楽しみや喜びを見つけ、また、苦痛を避けながら幸せな人生を送り続けることができるだろうか?と問いかけること。🌞人が「悪い」あるいは「不当な」行為をした時、その人の悪い「行為」のためにその人自身を非難することをやめ、怒らずにその人を変化へ導こうとし、それでもその人が変えようとしない時は(好ましく思わなくても)受容するようにしましょう。可能ならば、その人にどのような行為をしてもらうことが好ましいかを説明するといいでしょう。そして行為を改善するよう、怒らずに説得します。改善されなければ、できればその人から離れていくことを選びます。🌞言葉は重要です。言語的に促されてしまう動揺に対して敏感になりましょう。自滅的な言葉や全体を否定する言葉を使わないようにしましょう。🌞あなたの短所や欠点は素直に認め、それを克服しようと努力するべきです。性格は変えられない、それでも人生は変えられる